浪速中 浪速改革「最終章」も大詰め

2015年5月28日 木曜日

浪速中の塾対象説明会にお邪魔致しました。

中学校では、「徹底して面倒見の良い教師集団」「更に充実した教育環境・施設」「道徳教育の新たなる展開」にポイントを置いた教育活動を実施されています。

関西大との連携解消により、2013年度入試から以下2つのコース体制となっています。ただし、カリキュラム、1・2年次は週35時間(水曜7限)、3年次は週37時間(火水金7限)といった点が両コースで共通となっています。

Ⅰ類:6年一貫教育、6年間1クラスだけの囲い込みで確実かつ飛躍的に学力アップを図る。中3進級時にⅡ類との入れ替えが行われる。理数科との合同授業なども取り入れて実践力を養成する。

Ⅱ類:3年コースの位置づけとなり、浪速高の進学を保証しつつ公立高を受験可能(併願私立は浪速高となる)。3年次に習熟度別授業を英数で実施。

Ⅱ類コース生のコース別内部進学割合は、「理数・Ⅰ類 約30%」「Ⅱ類 約40%」「Ⅲ類 約30%」となっているようです。

今年度の併設高入試では2,165名もの受験者数をお集めになったのですが、その中で成績上位50位以内に浪速中出身者が6名いた、という事実も中々のものです。

また、過去3年間の外部高校進路状況は次の通りとなっています。

公立:高津2・泉陽2・東住吉1・鳳2・登美丘2・今宮3・堺東1・狭山1・高石1・阿倍野1・堺東1 他
私立:大阪桐蔭・近大和歌山・清風・帝塚山学院泉ヶ丘・桃山学院

さて、浪速中高では先だって5階建ての新東館が完成し、現在は8階建てとなる新校舎(中央館)を建設中。今年7月に完成することで浪速改革の「最終章」が終えることになります。

近年の入試動向についてです。

入学者数は以下のように推移しています。この間、2010年度~2012年度入試では「関大連携コース」が存在しており、特に10・11年度は高い人気となっていました。今春結果を見てみますと、入学者数は関大コースを擁していた時代から見て減ってはいるものの、3年続いた入学者数減から脱出しています。

07年度70名⇒08年度107名⇒09年度119名⇒10年度121名⇒11年度120名
⇒12年度88名⇒13年度67名⇒14年度69名⇒15年度94名

近年の女子入学者数についてですが、2013年度14名・2014年度24名から今春2015年度は23名となり、前年並みを維持しました。

 

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