京都文教中高 中学は新コース体制「ACT」が始動

2015年7月3日 金曜日

京都文教中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

中学校では、新コース体制「ACT」が始動となります。

詳しくは後述しますが、今春の京大医歯薬コース非開講もあり、コース制度を一新し、「ACT」という名称とされます。ACTは「Active 自ら学び」「Creative 自ら創り」「Thinking 自ら考える」の頭文字をとり、思考力・判断力・表現力を育む教育内容とするものです。

αとβに分けて募集をし、中1終了時点で全員αに引き上げることを目標とされます。α・βとも英国数の徹底指導に注力されます。

α 基本事項を確実に定着させ、自ら演習に取り組む習慣を身につける。
β 規則正しい生活の定着、基本的な内容を覚える。身につけた事項の活用。

中2・3進級時は、それぞれ前年次の学習定着度(定期考査の評定、実力テスト、学習活動の様子、出欠状況)によってクラス分けをされます。また、中2で英検3級以上、中3では英検準2級以上の取得を目指すとのことです。

高校における各コースの重点ポイントは以下の通りです。

特進(クラスA・B) 国公立大・難関私立大合格者数の増
特進(国際英語専攻) TOEIC目標の達成
進学 中堅私立大以上の合格者数増(放課後特別授業の実施、モーニングクイズの徹底・充実)、学校生活の充実(放課後特別講座の実施、部活動の充実、行事の充実)

大学合格実績についてです。

卒業生272名中、大学には179名(65%)が進学されたそうです。他、短大13%、専門学校14%、就職1%、19名(7%)が浪人となっています。

国公立大15名(昨年11名)、関関同立41名(昨年26名)、産近甲龍佛61名(昨年52名)という合格者数。全般的に合格実績が上向いているだけでなく、国公立では初の医学部医学科合格が出るなど、医歯薬・獣医にしっかり通るようになってきているのが特徴です。

京大医歯薬コースは3期生が今春卒業。国公立合格者数は1名となり、卒業生数が年々減っていることもあって、昨年5名・一昨年8名と年々落ちてしまっています。

京大医歯薬以外のコース別の進路先状況は以下の通りです。

特進(クラスA) 四年制大68% 京都文教大4% 専門4% 浪人24%
特進(クラスB) 四年制大62% 京都文教大5% 短大2% 京都文教短大2% 専門18% 浪人11%
国際英語 四年制大75% 京都文教大5% 専門10% 浪人10%
体育 四年制大77% 京都文教大3% 短大2% 京都文教短大2% 専門14% 就職2%
進学 四年制大38% 京都文教大19% 短大5% 京都文教短大19% 専門17% 就職1% 浪人1%

併設の京都文教大には29名が合格されたとのことでした。

2015年度入試結果についてです。

中学入試では、志願者数150名(昨年210名)に対し、71名(昨年93名)が入学となりました。

B日程終了時点で京大医歯薬コースの非開講を決定し、C日程では募集をしないというご決断をされたそうです。それまでの同コース合格者にもその旨を伝達し、入学の際は特進コースでの入学とすることとし、それを承諾の上で1名がご入学となったそうです。

高校入試では、内部進学も含めた入学者数は308名となり、ここ約10年で最も入学者数が多かった昨年の372名から大きく減少となりました。

特に最も定員・志願が多い進学コース入学者数(外部)が162名で、併願戻り率が昨年8.96%から今年3.74%にまで減り、併願入学者数が昨年93名⇒今年40名と大きく減少しています。

2016年度入試に向けた情報です。

中学入試では、前述の通り、コース制を一新。ACT αとACT βでの募集とされます。

入試日程は1/16土AM・1/16土PM・1/19火・2/3水 の4回の設定となっています。

1/16土AM・1/19火は算国+理or社の3科受験とし、他2回は2科での受験となっています。ただし、2科受験の2回に関しては通知表の点数化が課されることになっていますので、ご注意ください。

午後入試のみ面接は課されませんが、その他3回の入試では面接が課されることになります。

高校入試に関しては特に発表はありませんでした。