星翔高 入試時点ではアドバンスとキャリアを統合

2015年9月2日 水曜日

星翔高の塾対象説明会に行ってまいりました。

2015年度入学生より、それまでの特進をアドバンスに、進学をキャリアとコース名を変更していますが、これら2コースの来春からの募集方法に変更が出ています。後程詳しくご紹介します。

キャリアとしたコース名ですが、就職をメインとするコースという訳でなく、将来の進路を明確にする「キャリア教育」に注力することをコース名に盛り込んだものとなっています。それも含め、両コースの詳細は以下のとおりとなっています。

アドバンス(難関私立大):本校に指定校推薦が無い希望大学を目指す
・1~6限は通常授業で、月火木金は7限目に70分の進学講座を開講
・土曜日は90分×2コマで講座を開講し、年間25回程度を実施する
・長期休暇の集中講座も開講

キャリアコース(私学文系):自己発見から大学を目指し、指定校推薦を利用しての大学進学を目指す
・基礎学力の充実とキャリア教育(インターンシップ)
・就職希望者へは「面接指導」「論文指導」といった就職講座を実施

これら2コースについては、2016年度入試より入試段階でのコース分けは行わず、入学後にアドバンスの「7限授業」「土曜講座」を受講する者について「アドバンスコース生」とする、という方針になりました。入学後の4月をお試し期間と設定し、GW明けに本申込を受付し、確定するという流れとなるそうです。

入学時の成績で選定するのではなく、成績は問わず「やる気」を見て判断する、という方針にシフトした、ということでしょうか。

大学合格実績についてです。

昨年の説明会では、「工業科は進学と就職は半々で、進学希望者の半分は大学、残り半分は専門学校。進学コースは大半が進学希望で、大学と専門学校が半々」という説明がありましたが、今年の説明会では「トータルでは進学7割:就職3割で、進学と就職ともに合格率は97%となっている」とご説明頂きました。

特進以外のコースは指定校推薦での進学が多いとのことで、指定校推薦枠は79校・444名分あったとのことです。

入試に関する情報です。

次に当てはまる生徒は、合格最低点を超えていても「不合格」とされます。ご注意ください。

①1教科でも1ケタ得点がある
②3教科合計が専願60点以下・併願80点以下
③頭髪が染色・脱色されている者、ピアス等の装飾品をつけている者(ピアスは穴が開いているだけでも不可)、服装等で同校の規定に反する者

昨春は①「2教科で1ケタ」②「3教科計50点」で、今春には②が「3教科計専併とも60点」と、年々基準を厳しく設定されているのですが、これらにギリギリで入学している生徒たちの多くは2年進級時に進級出来ていないという現状があるということで、入学後に不幸なことになる前に・・・という学校側の配慮の一つであると解釈できます。

特に③は厳しく見ており、「腰パン」「(注意を促してもなお)面接室内での帽子の着用」等も不合格とされているそうです。

その面接ですが、専願・併願共に実施され、生徒1名:教員2名、3~5分で5つほどの質問が行われるようです。

国際科スポーツコースは強化クラブに在籍する者を集めるコースで、中学のクラブ顧問等を通して高校側と念入りなやりとりが必要となります。同コースのみ対象の特待生制度もあるので、ご関心がある方は学校にお問い合わせください。

なお、国語の出題傾向が今春より大きく変わっています。これまでは大問4つ(1は長文・2は詩・3は文学史・4は漢字)だったものを、今年から大問3つ(1は長文・2はやや短い長文・3は文学史の構成とされています。過去問対策の折には、その点ご注意ください。

 

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