京都光華中高 グローバル時代の英語教育

2015年10月5日 月曜日

京都光華中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

教育の5本の柱は以下の通りです。

 ①こころの教育 ②礼儀マナー教育 ③伝統文化教育
④異文化理解教育 ⑤言葉の力を育成する教育

「人間力をつける女子教育」を目指し、「女子の特性に応じた指導法」「細かなステップを刻みながら具体気に進める」「個性や学力をのびのび伸ばす」といった、思春期の教育環境に重要な点を意識しておられるのも特徴です。

京都光華中高は、文部科学省から2つの「指定」を受けています。

まず一つ目は「英語教育強化地域拠点事業」の委託を受けており、「グローバル時代の英語教育」を標榜し次のような点に特徴を持たせた英語教育を実践している、というものがあります。

・基礎基本の定着を図る活動と発信型の授業
・即興性に重点をおいた言語活動の工夫
・高度化した言語活動
・英語を使った生徒とのやりとり
・英文の内容を要約し考えを書く
・自分の考えや意見を述べる

もう一つは「発達障害の可能性のある生徒に対する早期支援」の指定校となっており、こちらは4年目を迎えています。具体的な数値の公表は無かったのですが、5年前と比べると不登校の生徒数が激減しているそうです。「個別のキャリア教育」「授業のユニバーサルデザイン化」「支援体制」「気づきサロンへのキャリアカウンセラー配置」といったものが具体的な取り組みです。

コース制についてもご紹介致します。中学校は「スーパープリムラ」「プリムラ・ライラック」の2コース、高校は「プリムラ関大」「ライラック」の2コース制となっています。なお、中学の「スーパープリムラ」は6年一貫となっているので、高校は3コース体制となります。

大学合格実績についてですが、今春卒業者の進路決定状況は次の通りとなっています。例年大学・短大に8割程度が進んでいるそうです。

大学68.3%  短大8.5%  専門・各種12.7%
就職2.8%  留学0.7%  その他7.0%

Sプリムラコース在籍の44.4%が国公立大に合格しています。ただ、2年前に卒業した1期生は在籍15名中12名が国公立大に合格、率にして80%となっていたことを考えると、実績的にはしんどくなっている気がします。

プリムラ関大からは37%、ライラックから40%が併設の京都光華女子大へ内部進学しているそうです。

2016年度入試情報です。

中学入試においては、初日午後にA2入試、A2以外の3日程で英語特推入試(プリムラライラックコースのみ)、をそれぞれ新設。A2入試は「適性検査(40分)+面接」で受験可能となっています。英語特推入試は「作文(400字)+英語面接」で受験が可能です。

プリムラライラックコースのみA2以外の3日程で、通常の筆記試験型とは異なる自己推薦の特推入試を実施されます。作文(400字)+面接で受験可能です。

また、英検4級以上を取得の受験生は入学金・授業料・教育充実費の50%が支給される、という奨学金制度も新設されています。

高校入試については特段の変更点はありません。推薦及び専願(ライラックのみ)は英数国+面接、一般(併願)5科での入試(面接は無い)となっています。