樟蔭中高 高校に日本初となる「フードスタディコース」新設

2015年10月20日 火曜日

樟蔭中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

コースですが、中学では以下の3つから構成されています。

選抜特進
「努力出来る(コツコツ型)」「英語が好き」「素直な生徒」に向いたコースで、偏差値40台でも指導に素直な生徒であれば難関私大や国公立にも合格可能
総合進学
学習とクラブを両立したバランス良い学校生活、厳しくも温かいマナー教育、特別授業で日本の伝統や文化を学ぶなど、中高大10年間という長いスパンで充実した樟蔭ライフを保障
身体表現
「バトントワリング」「ダンス」「新体操」「ソフトテニス」「バスケットボール」「体操」の強化クラブに所属し、勉強とクラブを両立しつつ、多彩な特別講座も用意

高校でのコース制度は以下のとおりで、健康栄養を「フードスタディ」へ改めることとなっています。

特進
「補習制度の充実」「選抜クラスへの引き上げ」「20時までの自習学習」を掲げ、高2より国公立・私立・文系理系に分かれた充実したカリキュラムとする(併設大健康栄養学部志望者もこちらへ)
進学
「進路HRの充実」「2年次から看護医療・言語文化・芸術身体の3つの専科へ特化」といった取り組みと合わせ、指定校推薦が優先されることもあり高校生活を満喫しつつ大学へ進学する
児童教育
併設大での保育・幼稚園・小学校のトリプルライセンス取得を目指し、高校での保育技術検定取得のためにピアノ・英語が苦手でも得意にさせるカリキュラムを準備
フードスタディ
「食べるのが好き」「料理やお菓子を作るのが好き」「いろいろな料理をやってみたい」という子向けのコースで、「食と健康」のスペシャリストを養成する

なお、従来の健康栄養コースとは違い、将来栄養士などを目指す生徒についてはフードスタディではなく、特進コースへ回ってほしいとの説明がありました。

児童教育コースから直結している大阪樟蔭女子大 児童学部は小学校・幼稚園教諭・保育士を目指す学部で、就職率が100%の年もあるという大変優秀な学部となっています。

2016年度入試についてのですが、中学入試におけるポイントは次の2点となります。

①選抜特進出願者のみ4科目受験が可能で、4科目受験の場合の合計得点算出方法は以下のとおり
・国算+理or社の高い方を2倍
・国算の合計を1.5倍
②総合進学と身体表現にChallenge入試あり

今春より「Challenge入試」を導入されています。これは、学習意欲があって樟蔭への入学を強く希望し、入学後の活躍が期待できる受験生が対象とされています。以下3つの方式があります。

①身体表現コース対象
「夢Challenge」 強化クラブで全国レベルの技術取得を目指す者
作文+実技+面接 で選考
②総合進学コース対象
「Shoin Challenge」 樟蔭入学を強く希望し、活躍の可能性を持つ者
作文+音読+面接 で選考
③総合進学コース対象
「My Challenge」 活動歴・取得資格の評価を希望する者
作文+活動実績+面接 で選考

これら3つの入試については「専願であること」「プレテストを受験すること」が条件となります。

初年度である今春入試における3つのChallenge入試での作文に関する出題内容が明らかになっています。「中学生になってがんばりたいこと」「小学生の時にがんばったこと」「小学生の時に楽しかったこと」の3つから1つを選び、600~800字で記載をするというものだったそうです。

高校入試に関しては、前述の通り「フードスタディコース」が設置されることが大きな変更点となっている以外は、特段の変更点はございません。

なお、このフードスタディコースの難易度予想ですが、併設大の健康栄養学部への内部進学は特進コースから、という指定がされていることもあり、フードスタディコースは進学コースとほぼ同等の難易度と考えておけばよいのではないか、と予想します。

 

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