2016年度 近畿地区中学入試 入試日程⑥

2015年11月13日 金曜日

近畿地区の中学入試ですが、2016年度入試における各校の入試要項が出揃い、全体的な様相がつかめる状況になっています。

当ブログでは、全7回のシリーズで来る2016年度近畿地区中学入試の動向について簡単にご紹介をしています。

これまで、大阪府内男子・女子校、大阪府内共学校、兵庫県内各校、京都府内各校、奈良県・滋賀県・和歌山県各校の入試日程についてそれぞれご紹介をしましたが、今回と次回のエントリーではこれまでご紹介してきた入試日程を踏まえた上で、詳細な分析や次年度入試に向けての注意点などについてご紹介したいと思います。

次のグラフでは京阪神+奈良の2府2県における各日程の入試回数の占有率を示していますが、16日(土)と17日(日)の2日間で、主要2府2県の何と2/3の入試回数が消化されることになっています。つまり、統一解禁日である16日(土)を含む2日間のうちに合格を取っておかないと、それ以降になると受験をしたくても入試が行われていない、という事態に陥ります(画像をクリックすると拡大します)。

次回のエントリーで午後入試のことについては詳しく触れますが、入試日程の前倒しに午後入試導入も併せて、初日と2日目にすべての入試を終了してしまい、以降の日程では入学チャンスが全く無いという学校が多数出てきています。なお、これらの学校の中には、2日間で3回あるいは4回の入試を実施している学校もあるから、驚きです。

初日・2日目ですべての入試回を終える学校を以下にご紹介します(○内の数字は2日間で消化される入試回数)。また、表内で黄色くなっている学校については、2日間で3回以上の入試回数を消化している学校となります(同じく、画像をクリックすると拡大します)。

「入試日程の早期化」だけでなく、2日間に3回や4回の入試を実施する「密集化」も進んでいます。

次回は、午後入試導入の全体的な状況にスポットを当ててご紹介をします。

 

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2016年度 近畿地区中学入試 入試日程④
2016年度 近畿地区中学入試 入試日程⑤

 

 

「英語外部試験利用方式」新規導入 各大学の志望動向

2015年11月12日 木曜日

過去にこちらのエントリー「大学入試 広がりを見せる「英語外部試験活用」」では、新しい大学入試では「グローバル化に対応したコミュニケーション力の育成」を発端とする、入試における「英語外部試験の活用」を導入する大学が爆発的に増えている様子をご紹介しました。まだお読みでない方はぜひともご一読下さい。

念の為こちらのエントリーでも、「英語外部試験の活用」が導入予定とされている主だった大学・入試方式における、活用対象資格の一覧をご紹介致します(画像をクリックすると拡大します)。

「出願資格」として設定している大学だけでなく、中京大・南山大・立命館大(センター利用)においては「みなし満点制度」と呼ばれる制度を採られているなど、様々な方法で英語外部試験を活用する動きが見られます。

気になるのは、こういった大学・学部・方式はどの程度の人気があって、具体的にはどれくらいの倍率になりそうなのか、という「志望動向」です。

今回、河合塾 第2回全統マーク模試におけるデータを基にして、主要な大学・学部・方式の「英語外部試験活用型」の志望動向をご紹介致します。なお、人気のほどを把握するためには「一般的な入試」での人気と比べるのも一つの参考となりますので、そちらも合わせて表内に盛り込んでいます(画像をクリックすると拡大します)。

首都圏・中部・近畿各地区の代表的な大学・方式などをピックアップしていますが、いずれも一般的な入試における人気には遠く及ばない志願状況となっており、「手ごろ感」が出ています。

要因として考えられるのは・・・

①この制度自体が受験生の間であまり浸透していない
②急な制度導入が多く、大学が必要としている英語外部資格の級・レベルを受験生が持っていない

というものがあります。

今後(2017年度入試以降)どのような状況になっていくのかはさておき、現時点ではこのような志望動向となっていることもあって、「英語が得意で、資格試験受験に前向きに取り組み、成果を出していた受験生」にとっては大変ラッキーなことになっています。

現在高1・2生の皆さんも、来る大学入試の年に少しでもチャンスを広げることができるよう、英語外部試験に積極的にチャレンジするようにしてほしいと思います。

 

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大学入試 広がりを見せる「英語外部試験活用」

 

 

関西大 入学前予約採用型給付奨学金の申請が開始に

2015年11月11日 水曜日

こちらのエントリー「関西大 毎年恒例 秋の入試説明会を全国32会場で開催」でご紹介をした、関西大の生徒・保護者対象説明会にお邪魔をして参りました。

当日は、予備校講師による「英語対策講座」、関西大の職員の方による「2016年度入試説明」の他に、個別相談の機会や資料配布コーナーも設けられていました。

来年で開学130周年をお迎えになられることもあり、関西大では、2016年度入試受験予定者を対象とした「「学の実化」入学前予約採用型給付奨学金」を募集されることになっています。

詳しくは以下の文書に記載されていますので、ぜひご一読下さい(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

文書内にも記載がありますが、この入学前予約採用型給付奨学金の申請期間がすでに始まっています。「評定4.0以上」というのが高いハードルになっていると思いますが、それも含めて出願資格をお確かめの上、要件を満たしているようであれば申請をお急ぎください。

 

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2016年度大学入試 一般入試で「ネット出願」が可能な大学

2015年11月10日 火曜日

大学入試の世界では今や「当たり前」となりつつある「ネット出願」についてご紹介を致します。

ここ数年で、従来の紙の願書ではなく、パソコンやスマートフォンなどインターネットを利用した出願、つまり「ネット出願」を導入する大学が増えています。

近年で急速に増えた感がある「ネット出願」についてまとめてみます。

①ネット出願の歴史
その歴史は実は古く、早い所では10数年前から導入されていました。ただ、ネット環境が今ほど整っていなかったのと、大学側の宣伝不足もあり、導入大学でのネット出願利用率は全志願者の数パーセントに留まっているにすぎませんでした。それが、ここ2~3年で一気にメジャーなものへと登りつめました。その背景には、インターネット環境が格段に進歩、特にスマートフォンの普及が大きな理由になっていると思われます。また、2012年度には中京大、2013年度には京都産業大・龍谷大・近畿大が相次いで「ネット割」を導入したこともあり、「ネットで出願すると受験料が得する」というメリットが志願者を引き寄せました。

②ネット出願のいい所・注意しないといけない所
ネット出願には、紙の出願には無い大きなメリットが得られる反面、注意が必要となる所もたくさんあります。以下まとめてみます(大学によってシステムが異なりますので、記載内容がどの大学にも当てはまるとは限りません)。

ネット出願のいい所
・記入ミスが減る
もし「あり得ない併願パターン」「あり得ない受験科目の組み合わせ」に当てはまる形で選択されている場合は「エラー」となって出願が受理されないなど、画面上でミスを随時指摘してくれます。入力内容を画面で確認出来る、という点は、ネットに慣れているイマドキの高校生には紙の願書よりも身近に感じるかもしれませんね。
・いつでも出願出来る
極端に言えば、出願締切日の深夜でも出願は可能です。昼間郵便局が開いている時間に足を運ばなくていいのは大きなメリットではないでしょうか。
・受験料の割引がある
「ネット割」を設定している大学であれば、少し安く受験が出来ることになります。浮いたお金でもう1出願多めに出せるようになった、ということもあります。

ネット出願で注意が必要な所
・郵送が必要な書類もある
受験料支払いの証明、高校からの調査書、証明写真といったものはネット経由では大学に送れませんので、郵送が必要です。これらの送付も期間内に終えるよう、注意しましょう。
・自分だけの「思いつき」で出願しないように
いくら手軽になったからといって、思いつきで次から次へと出願大学や受験回数を増やすのは良くありません。今クリックしようとしている学部・学科、あるいは併願方式は自分にとって本当に必要な受験か?をよく考えてからにしましょう。

③どんな大学でネット出願をやってるの?
次の表は、旺文社がまとめた「2016年度入試で「ネット出願」可能な大学」の一覧です。参考にして下さい(画像をクリックすると拡大します)。

ネット出願を上手に活用し、「勉強時間の確保」や「受験料の節約」につなげる様にしましょう。

 

 

2016年度 近畿地区中学入試 入試日程⑤

2015年11月9日 月曜日

近畿地区の中学入試ですが、2016年度入試における各校の入試要項が出揃い、全体的な様相がつかめる状況になっています。

当ブログでは、全7回のシリーズで来る2016年度近畿地区中学入試の動向について簡単にご紹介をしています。

これまでには、大阪府内男子・女子校、大阪府内共学校、兵庫県各校、京都府各校、それぞれの入試日程についてご紹介をしました。今回は奈良県・滋賀県・和歌山県全校の入試日程についてご紹介を致します。

次の画像は、2016年度入試において各校がどの日程で入試を実施するかを一覧にしたものです(画像をクリックすると拡大します)。

※作成には万全を期していますが、入試日程は必ず各校のHP・入試要項等でご確認下さい

(表の見方)
黒い丸印・星印:2016年度入試において入試が実施される日程(星印は午後入試を示す)
白い丸印・星印:2015年度入試では入試が実施されていたが、2016年度入試では入試が実施されない日程(星印は午後入試)
右向きの青矢印:2015年度入試日程から位置取りを「先送り」とした所
左向きの赤矢印:2015年度入試日程から位置取りを「前倒し」とした所
青い丸印・星印:2015年度入試では試験を実施していたが、2016年度入試では「廃止」する所
赤い丸印・星印:2015年度入試では試験を実施していなかったが、2016年度入試から「新たに実施」する所
「入試回数」の字が赤い部分:2016年度入試に向けて入試回数を「増やした」所と回数の変遷
「入試回数」の字が青い部分:2016年度入試に向けて入試回数を「減らした」所と回数の変遷

全体的には、入試日程の先送り(右向きの青い矢印)が目立ち、反対に前倒し対応されているところが例年よりも少なくなっている印象です。

難関・上位層の受験動向に大きな影響を与えると思われるのが、西大和学園中・女子の日程変更です。2日目午前の実施から、同日午後実施へと変更になり、男子・女子とも2日目午後の試験実施となるというものです。この変更を受けて女子の併願先選びに変動が生じることが予想されます。

6回目以降のエントリーとなるでは、これまでご紹介してきた各校の入試日程を統計的に紹介したり、各校の入試制度変更点などから浮かび上がってくる「2016年度入試のトレンド」などについてご紹介をしたいと思います。

 

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2016年度 近畿地区中学入試 入試日程④

 

 

私立中高 八尾地区入試説明会 2015年も開催

2015年11月6日 金曜日

来る11月7日(土)に、八尾商工会議所にて大阪・奈良の学校が集まる合同説明会が開催されます。

詳しい内容は以下の通りです(画像をクリックすると拡大します)。


私立中学校・高等学校 八尾地区入試説明会

日時:2015年11月7日(土)10:20~14:30
場所:八尾商工会議所
内容:
教育講演会「どうなる?どうする?2016年度中学・高校入試」(10:20~10:50)
各学校別相談コーナー(11:00~14:30)
※講演終了後、ブースでの相談開始の時間まで少し間が空きます点ご注意ください。


学校別の相談コーナーとは別に、会の冒頭に30分の入試情報に関する講演会が催されます。今回、大変僭越ではありますが、ご縁がありましてこの講演を、一昨年・昨年に引き続き開成教育グループ 入試情報室が担当させていただくことになりました。2012年から4年続けてのご用命を頂いています。ご来場の皆さまの受験校選びのご参考になるようなお話になるよう、しっかりと時間をかけて準備をしております。

高校入試部分では、来春からの「新入試制度」に向けてご不安な点が多々あると思われますので、「新入試制度の解説と今から準備しておいてほしいこと」について、しっかりとお時間をとってお話出来ればと思っています。

もちろん、中学入試についてもお話を差し上げる時間を確保しています。2016年度入試情報とこの先のトレンド予測、といった事柄についてお届けする予定です。

また、講演会の最後には「学校説明会で見るべきポイント」などについても簡単にご紹介をさせて頂く予定です。

ちなみに、過去3年間の講演会の様子は次のような感じでした。

2012年

2013年

2014年

上の写真のように、2012年で120~130名、2013年も約100名、2014年も120名ほどの方と、いずれも予想を大きく上回る方々にご来場いただくことになりました。

また、講演終了後の学校別相談コーナーの時間帯には、「総合相談コーナー」の担当としてブースに着席させていただくことにもなっております。

当日は1人でも多くの皆さまにお会いできるとうれしいです。ぜひご来場ください。

 

 

2016年度 近畿地区中学入試 入試日程④

2015年11月5日 木曜日

近畿地区の中学入試ですが、2016年度入試における各校の入試要項が出揃い、全体的な様相がつかめる状況になっています。

当ブログでは、全7回のシリーズで来る2016年度近畿地区中学入試の動向について簡単にご紹介をしています。

これまで、大阪府内男子・女子校、大阪府内共学校、兵庫県内各校の入試日程についてご紹介をしましたが、今回は京都府内各校の入試日程についてご紹介を致します。

次の画像は、2016年度入試において各校がどの日程で入試を実施するかを一覧にしたものです(画像をクリックすると拡大します)。

※作成には万全を期していますが、入試日程は必ず各校のHP・入試要項等でご確認下さい

(表の見方)
黒い丸印・星印:2016年度入試において入試が実施される日程(星印は午後入試を示す)
白い丸印・星印:2015年度入試では入試が実施されていたが、2016年度入試では入試が実施されない日程(星印は午後入試)
右向きの青矢印:2015年度入試日程から位置取りを「先送り」とした所
左向きの赤矢印:2015年度入試日程から位置取りを「前倒し」とした所
青い丸印・星印:2015年度入試では試験を実施していたが、2016年度入試では「廃止」する所
赤い丸印・星印:2015年度入試では試験を実施していなかったが、2016年度入試から「新たに実施」する所
「入試回数」の字が赤い部分:2016年度入試に向けて入試回数を「増やした」所と回数の変遷
「入試回数」の字が青い部分:2016年度入試に向けて入試回数を「減らした」所と回数の変遷

京都府においても、入試日程を変更している学校が例年に比べて少なくなっています。ここ数年間では入試日程を前倒しする動きばかりが目立っていたことを思いますと、次年度に向けて入試日程を先送りにしている学校が少ないながらも出てきていることも特筆点です。

日程面で大きな動きを見せるのが花園中で、これまでの3回実施から一気に5回の入試実施へと大幅増としています。しかも、新設される入試回はいずれも午後入試ということで、攻めの姿勢が伺えます。

京都精華女子中が共学化に踏み切られ、京都精華学園中と校名も改称しての再出発となります。

次回のエントリーでは、奈良県・滋賀県・和歌山県内各校の入試日程をご紹介します。

 

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2016年度 近畿地区中学入試 入試日程②
2016年度 近畿地区中学入試 入試日程③

 

 

近畿大 新設される「国際学部」の志望動向

2015年11月4日 水曜日

「募集定員500名」という、大変大きな規模での募集が予定されている近畿大の新設学部「国際学部」。「学生全員が1年次後期から1年間、海外に留学」というものに代表されるような取り組みの数々も話題を呼んでいますが、その定員の多さから周辺大学の外国語系学部の志望動向に多大な影響を与えることも含めて、いろいろな意味で大変注目を集めています。

そんな近畿大(国際)の気になる志望動向についての情報を得ましたので、ご紹介を致します。

「河合塾第2回全統マーク模試」の結果等を元となるデータとして情報をお届け致します。

次の画像には、当該模試における近畿大(国際)と、その併願先として代表される各大学・学部のボーダー偏差値、近畿大(国際)よりも志望順位が上位・下位それぞれに分けて、志望されている大学・学部とその割合を表にしています(画像をクリックすると拡大します)。

近畿大 国際学部「を」併願としているのは、関西大・関西学院大・立命館大といった同志社大を除く上位大に加え、関西外国語大・龍谷大が顔を出しています。その中でも、関西大と関西外国語大が圧倒的なシェアを占めています。

近畿大 国際学部「が」本命と思われる受験生たちが併願先としている所として関西外国語大・龍谷大が多いものの、上位併願先と比べて決定的な割合を占めている大学があるとは言い切れず、分散傾向にあります。

要注意は京都産業大で、大学全体として偏差値的にも手ごろ、かつ今年度入試においては大きな志願者減・倍率低下となったことを受け、今年の高3生が「狙い目」としており各地での説明会動員状況が軒並み好調、という情報を得ています。

反対に、特に摂南大では外国語学部の集まりが悪くなりそうな気配がしており、本来の「狙い目」はこちらになりそうです。

第2回全統マークによる、各大学・学部の偏差値を見た限りでは・・・

関西大(外国語)>龍谷大(国際)=近畿大(国際)≧関西外国語大(外国語)

といったレベル的な位置取りになるようです。

 

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近畿大 2016年設置の新学部は「国際学部」

 

 

2016年度 近畿地区中学入試 入試日程③

2015年11月2日 月曜日

近畿地区の中学入試ですが、2016年度入試における各校の入試要項が出揃い、全体的な様相がつかめる状況になっています。

当ブログでは、全7回のシリーズで来る2016年度近畿地区中学入試の動向について簡単にご紹介をしています。

これまで、大阪府内男子・女子校、大阪府内共学校の入試日程についてご紹介をしましたが、今回は兵庫県内各校の入試日程についてご紹介を致します。

次の画像は、2016年度入試において各校がどの日程で入試を実施するかを一覧にしたものです(画像をクリックすると拡大します)。

※作成には万全を期していますが、入試日程は必ず各校のHP・入試要項等でご確認下さい

(表の見方)
黒い丸印・星印:2016年度入試において入試が実施される日程(星印は午後入試を示す)
白い丸印・星印:2015年度入試では入試が実施されていたが、2016年度入試では入試が実施されない日程(星印は午後入試)
右向きの青矢印:2015年度入試日程から位置取りを「先送り」とした所
左向きの赤矢印:2015年度入試日程から位置取りを「前倒し」とした所
青い丸印・星印:2015年度入試では試験を実施していたが、2016年度入試では「廃止」する所
赤い丸印・星印:2015年度入試では試験を実施していなかったが、2016年度入試から「新たに実施」する所
「入試回数」の字が赤い部分:2016年度入試に向けて入試回数を「増やした」所と回数の変遷
「入試回数」の字が青い部分:2016年度入試に向けて入試回数を「減らした」所と回数の変遷

女子校では右向きの青矢印が目立ちます。入試日程の先送り、すなわち後の方の日程での入試実施とされる学校が増えていることになります。

一方で、雲雀丘学園中の大幅な日程前倒し+午後入試初参入に注目が集まっています。非常に立地の良い所にある学校ということもあり、午後入試実施とされても移動に関するしんどさを感じにくいということで、受験生からは抵抗なく受け入れられることと思います。

須磨学園中も日程を前倒しし、2日目には午後入試に参入されます。このレベルの学校が週明け水曜日に入試を実施されている、ということで成績上位層の併願先としては重宝されていたのですが、それでは入学者数確保にはつながらない、と判断されてのことでしょうか。

兵庫県各校の入試日程等を見ている限り、表には掲載がありませんが、今春から募集を開始している神戸大学附属中の人気や入試日程の位置取りが兵庫県内各私立中の入試日程などの施策に大きく影響を与えていることは明白です。

次回のエントリーでは、京都府内各校の入試日程をご紹介します。

 

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2016年度 近畿地区中学入試 入試日程②