英真学園高 安心を提供できる地域に根差した学校目指して

2012年11月5日

英真学園高の塾対象説明会に行ってきました。

昨年も参加させていただいた説明会ですが、昨年までとガラッと説明内容が変わり、コース等の詳細な説明に変わって「学校が変わった・変わりつつある点」や、これまではスポットが当たらなかった「見落としがちだが実は意外と大切な事柄」に光を当ててお話が進められました。

同校の現況について簡単ですがご紹介しますと・・・

・77%⇒88%⇒90%と、年々進路決定率が上がってきている
・一昔前は放課後になると閑散としていた校内が、現在はクラブ活動を中心にして賑わっている(弓道部がインターハイに出場するなど、成果も出つつある)
・文理特進コースからはもちろんだが、近年では総合進学コースからも大学進学者が出るようになった
・情報進学コース在籍生の30%がワード・エクセルなどのPC関連資格の1級を3つ以上持っている
・また、PC関連資格のうち1級を5つ持っている「5冠」の人数は全国20位、同校には「7冠」の生徒もいる
・ここ10数年で専任教員をほぼ毎年採用し続けており、その結果現在では専任教員率が76%になっている
・不登校生向けのカウンセリングルームには専門のカウンセラー(男女各1名)が待機していたり、学力不振生徒に対しては夏期・冬期の休暇中に補講や追試を行うなどしてサポート(カウンセリングルームは大阪の私学で最初に出来たそうです)

特に専任率の部分は開成教育グループ 入試対策課も大変注目している事柄です。専任率が高いと「常に学校にいる先生が多い」ことにつながり、ひいては「いつもあの先生がいる」という安心感へとつながります。この「安心」の部分は何も「防犯カメラ」「校門前の警備員」といった部分だけを指すものではありません。各教科を教えてくれている先生が毎日学校にいることが当たり前とは言いにくい時代になった昨今だからこそ、「いつもあの先生がいる」という環境を作り出して他校との差別化を図ろうとする姿勢は、大正解だと思います。

さて、2013年度入試に向けてです。

大きな変更点は特にありませんので、注意点をいくつか。

まず、面接試験が全員に課せられることになっています。専願は個人面接(3分)、併願はグループ面接(5名・6分)でそれぞれ実施されます。同校の入試は当日の試験、面接、報告書の3つで総合判定されることになります。よって、面接も大きなウエイトを占めることになります。

なお、不登校で評定がつかない生徒に関しては報告書にその旨文章で何らかの記載があれば、当日の試験と面接で判定して下さるようです。

入試は3教科で実施されます。基準点は特に設けておられないようですが、1科目でも0点があったり、2科目で1ケタ台だと「厳しい判定」になるようです。ご注意ください。

地道ながら着実に変わりつつある様子が伺えた、英真学園高の説明会でした。