2012年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率③

2013年3月1日

2012年度大阪府公立高後期選抜 教科別平均点
2012年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率①
2012年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率②

に続くエントリーです。昨年の後期選抜における教科別の平均点、科目ごとの小問別得点率を順にご紹介してします。これまで「~①」では昨年の後期選抜の国語、「~②」では社会についてそれぞれご紹介しました。

今回は、数学についての情報です。下のグラフ・表で昨年の得点率や無答率を紹介しています(画像をクリックすると拡大します)。

大阪府教育委員会からはこの数学の入試問題について以下のような見解が出されています。

・基礎的・基本的な内容に関する問題においては、基礎的な概念の理解や数学的に表現し処理する力について不十分な点がみられます。
・数学的な見方や考え方を必要とする問題や論理的思考力・表現力が要求される問題では、得点率が低く無答率が高くなっています。まず、問題文の内容を正確に理解する力を身に付けることが必要です。その上で、問題を解決するに当たっては、単に答えを出すだけでなく、答えに到達するまでの過程を論理立てて確実に表現することを大切にするとともに、そこで用いた考え方についてさらに振り返ってみる学習が必要です。

選択問題A・Bともに、特に図形に関する問題の得点率の低さが目を引きます。図形に関する基礎的な概念や原理・法則の理解を深めるとともに、図形について見通しを持った上で論理的に考察をする力を持つようにする必要があるでしょう。まずは平面図形の性質や条件から図形についての理解を深め、論理的な思考力を身につけるように訓練していきましょう。

図形問題の出来が良ければ、他の受験生と大きな差をつけることが可能です。残り短い期間ですが、図形問題対策に力を入れることも1つの作戦かもしれません。

次回は理科についてご紹介します。