大阪偕星学園高 特進選抜1期生が卒業

2014年5月21日

大阪偕星学園高の塾対象説明会に行ってまいりました。

同校は2011年より改革に着手され、生徒・保護者に求められる学校づくりを始めて4年目を迎えておられます。また、校名を現在のもの変更し、今春で2年目を迎えています。

大学合格実績をご紹介します。

今春、266名が卒業され、大学44%・専門学校21.2%・就職13.9%という進路結果になりました。国公立6名、関関同立10名、産近甲龍13名といった結果で、国公立6名というのが光ります。

かつては大学進学者のうち60%が指定校推薦で進学していたそうですが、今春は大学進学117名中44名(37.6%)に留まっており、70名ちょっとが自力で進学していることになります。

今春は特進選抜1期生が卒業を迎えた年度ということで注目されていましたが、卒業12名のうち4名が国公立大へ進学し、同志社大1名・立命館大2名の進学もいます。思い起こせば、当時このコースの「レベル」としては、評定10段階で6前後、実テであれば1教科40~70点の生徒が入学していたと思われます。それが3年でこの実績ですから、成績上昇が著しいものと思われます。

特進選抜以外にもトピックスがあります。今春は総合から京都産業大の合格者が出ています。今後は、総合選択あるいはスポーツコースから産近甲龍に合格させることを目標にするとのお話がありましたので、その辺りも注目していきたいと思います。

2014年度入試結果です。

受験者数1118名(うち女子245名)、418名(うち女子85名)が入学しました。入学者数は以下のように推移しています。

09年度263名⇒10年度345名⇒11年度353名⇒12年度376名⇒13年度410名⇒14年度418名

コース別入学者数は、特進50名(昨年同数)・総合258名(昨年+4)・スポーツ110名(昨年+4)となっています。

専願率推移は以下の通りとなりました。なお、今春の大阪全体の専願率は24.8%でした。

09年度20.3%⇒10年度25.0%⇒11年度27.7%⇒12年度28.4%⇒13年度30.1%⇒14年度30.9%

特に特進の専願率が年々上昇しています。以下の通りです。

10年度13%⇒11年度25%⇒12年度22%⇒13年度31%⇒14年度32%

併願戻り率は10.4%で、昨年9.9%から若干上昇しています。例年は7~8%程度です。

地域別に受験状況を精査されたところ、以下のような状況になったとのことです。

・堺・高石・岸和田方面で60名の増加。特に堺・高石では専願者が増加。
・門真・寝屋川・守口・枚方も増加し、特に専願で20名増加。
・兵庫県の尼崎・西宮・伊丹で約20名増加。

今春より、総合選択コースに「選抜クラス」を設置されています。これは、入試成績で上位の者に声をかけて編成し、1年次に特進コースと同カリキュラムで学ぶ事が可能(7限授業)となっています。合格発表の際に声をかけた生徒のうち80%ほどが選抜クラス入りを受け入れたとのことです。