大阪商業大学堺高 社会の出題傾向と対策

2014年12月17日

大阪商業大学堺高が行われた「トワイライト入試説明会」という催しにお邪魔をさせて頂きました。

同校は「特進エキスパート」「特進アドバンス」「進学グローバル」「スポーツ」の4つのコースから成る、大阪府堺市中区にある私立高です。

非常に特徴的な取り組みとして挙げられるのが、「特進エキスパートコース生 専用の校舎がある」という点です。また、勉強に打ち込む生徒たちをしっかりサポートすべく、エキスパート担当教員での定期的な連絡会が設けられ、生徒個々の学習到達度をチェックするとともに、年3回担任による面談を実施、というような取り組みをされています。

さて、今回の説明会は1時間という大変短い時間でコンパクトに収められた説明会ということでしたが、入試科目、今回の説明会では社会についてのご説明もして下さいました。

社会の出題傾向と対策について、当日お話された内容を以下にまとめました。受験生を考えている皆さんはぜひ参考にして下さい。

・地理30%・歴史40%・公民30%と、3分野をほぼ万遍なく出題する。
・全問は例年50問程度。
・各分野のポイントは次の通り。

地理
・白地図を中心に世界の地名や首都名、地形に関する問題が幅広く出題されている
・世界や日本で上位に入っているような川や山脈などを覚えてほしい
・農業や工業については、統計図・グラフが出題されている
・地図記号などの基礎的な問題も例年出題されている

公民
・政治経済が中心で、時事問題も出題される
 (需要・供給のグラフ、円安・円高、日銀の役割、選挙など)
・憲法の条文が出題されている(特に様々な権利について)ので、特によく聞かれている、あるいは教科書によく出てくる条文を暗記すること
・これからの中学校での授業を大切にすること

歴史
・他分野に比べて配点が高い
・漢字指定の記述問題が出題されている
・文化については、教科書記載の史料や写真から出題されている
・世界史分野からも出題する

対策は次のように進めて下さい、とアドバイス頂きました。

・一問一答形式よりも、総合問題を練習すること
・記述問題も3分野ともにあり、漢字指定も多いので、記述対策や漢字で書けるようにしておく
・3分野の教科書準拠の基礎的な問題集などで対策し、発展レベルは必要ない
・憲法やその他の法律の条文をよく見直す(教科書の巻末に記載されている)
・標準的な問題をこなして欲しい