桃山学院高 5教科の出題傾向

2015年11月30日

桃山学院高が受験生・保護者の皆さんに催された説明会にお邪魔をさせて頂きました。

桃山学院高は、併設中学校から内部進学してくる生徒たちが在籍する「中高一貫」も含め、以下のようなコースが用意されています。

学習に打ち込んで難関大への合格を目指す「S英数」「英数」。5つの強化クラブに所属する「アスリートクラス」も含め、勉強とクラブ活動を両立しながら大学進学を目指す「文理」。短期留学の「クラスA」と長期留学の「クラスB」に区分される「国際」。と、コースで毛色が異なります。

各々の目標や取り組み内容が異なることもあって、クラブ活動に対してはコースによって制限が設けられているなど、温度差がある点に注意が必要です。

①強化指定クラブ(ハンドボール・サッカー・バレー・バスケ・水泳)への入部
S英数・英数・国際B・中高一貫各コースの男子は、バレー・バスケ・水泳に関してのみ「一定の成績を満たし、学業と両立できる者」に限り入部を認めることがある。
②各コースのクラブ制限
全コースとも、成績が芳しくない場合は活動制限がある。特にS英数・英数・中高一貫の各コースでは、自習ステージへの出席などさらに厳しい制限もある。
③クラブ活動時間(強化指定クラブ除く)
平日18時・土17時が活動終了時間で、定期考査1週間前・考査中は活動禁止(公式戦がある場合は1時間程度の調整練習あり)。

最後に、2016年度入試に向けた情報です。

変更点として、「国際コース受験者に実施していた面接試験を廃止」というものがあります。

入試問題の出題内容は以下のとおりです。

国語
・「論理的な文章」「文学的な文章」「古文」の大問3題で構成されることが多い
・論理的な文章や古文に慣れること、漢字の読み書き、記述への対応が必要
・特に古文では、定番の文法事項はよく出題されるので必ず勉強しておくこと

理科
・物理・化学・生物・地学各分野から出題
・物理と化学は実験に関する問題や実験結果から正解を導く応用問題や計算問題が出題される
・生物は標準的な問題だが、計算問題は必ず出題されるものの、問題文をよく読んで答えてほしい
・地学も基礎的な問題が多く、教科書に出てくる図や表をよく見ておいてほしい

数学
・大問4題の構成で、1番は小問集合(7問程度)、2~4番は各分野からの出題で、これまで二次関数・平面や空間図形の計算・確率などが出題されている
・1番の小問集合の配点が高いので、ここを確実に取ると高得点につながるので計算力をつけておく事
・2~4番は1~3番と分けて出題されているうち、1番は基礎的なものなので確実にとってほしい上に、1番の答えが2番や3番のヒントになっている
・コンパス・定規が必要な問題は出題されない

社会
・大問3題(公民・歴史・地理)の構成
・歴史は日本史が中心となり、時代の偏りは無い
・地理は世界と日本、つまり幅広く出題される
・歴史を中心に毎年必ず漢字で書かせる問題が出題(ひらがなで書くと×)されているが、難しい漢字の人物や事件名をチェックしておくこと

英語
・大問8~9つで、長文3題出題されるなど分量が多い
・大きく意味を掴んで読んでいく練習をしておくおと
・会話文の並び替えが出題される
・リスニングは無いが、アクセント・発音の問題は出題されている