気をつけて! 受験当日 5人に1人が体調不良!

2011年2月21日

2月末からは近畿地区各府県で公立高校入試の前期選抜や特色・推薦選抜が順次行われています。また、同じ2月末は国公立大の2次試験も行われるなど、まさに受験一色の時期となっています。

受験に役立つ情報を提供しているインターネットのサイトは数多くありますが、そのうちの一つ、ベネッセのサイトに非常に興味深い記事がありましたので、その内の一部をご紹介したいと思います。

昨年末に小・中・高・大それぞれの入試を経験したことがある子どもを持つ保護者の方を対象とした、「受験当日のトラブル」についてのアンケートが実施されたようで、その結果というものが「これから受験を迎える方たちには必ず知っておいて欲しい」内容です。

「受験当日にどんなハプニングがあったのか?」についての回答結果を、以下にグラフの形で示しました。

まずは高校入試経験者の集計結果を見てみましょう。

受験当日のハプニング(高校入試)

「天候不良」が約20%となっていますが、こちらは自分一人だけに降りかかるものではなく、受験生の大多数に影響を及ぼすものです。受験は1月・2月に集中しているため、雪が降ったりする確率が高くなるのは仕方ありません。また、人間一人の力でどうこう出来るようなものではなく、何ともし難いところではあります。

それよりも、「体調不良」が約20%、5人に1人が経験しているという点に注目すべきでしょう。普段から体調管理を徹底していれば避けることが出来るトラブルです。受験勉強だけではなく、万全のコンディションで入試日を迎えることが出来るような生活を送ることを心がけておきましょう。

続いて、大学入試経験者のアンケート集計結果です。

受験当日のハプニング(大学入試)

「体調不良」がここでも約20%、5人に1人の割合となっています。大学受験生は1月中旬のセンター試験、2月から始まる私立大入試、2月下旬以降の国公立大入試・・・、と年明け以降は立て続けに入試が行われることになりますから、その過程のどこかで体調を崩すことも出てくるでしょう。その点を考慮すれば高校受験生よりも高い確率で「体調不良」に陥ることになるのでしょうけども、こちらも日々の心がけ次第でこの確率を低下することは出来ると思います。

また、大学受験生が遭遇したトラブルの中で、高校受験生よりも高い値になっているのが「迷い・乗り間違い」の部分です。高校受験生が約6%であるところ、大学受験生は約2倍の12%になっています。

高校受験生は受験校数が少ないのと、公立高は当然ですが、私立高はどの府県を選んでいいのにも関わらず、自分が住んでいる府県内の学校を選ぶ傾向にあります。移動の機会や距離が少なく済みます。

一方で、大学受験生は府県をまたいだ受験先となるのは当たり前、場合によっては前の日から受験先近くのホテルに泊まり込んでスタンバイする、ということもあります。慣れない土地に足を運ぶ機会が格段に多くなりますから、乗り間違いや途中で迷ってしまう可能性も高くなります。大学受験生は、受験校への行き方については入念に準備をしておきましょう。

入試当日は目の前にある答案用紙に全身全霊をぶつけることが出来るよう、体調管理や受験校へのルートといった心配ごとは1つでも多く無くすように心がけましょう。