浪速中高 中学は新コース体制で再スタート

2012年9月12日

浪速中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

浪速中高

浪速中高と言えば、昨年10月末以降約半年に渡り関西大との連携に関する話題が毎日新聞によって報道され続けてことが記憶に新しいところですが、こちらのエントリー「浪速中・関西大 連携関係を解消へ」でご紹介をした通り、この4月より正式に関西大との連携関係を解消しています。

この度の連携解消に伴って、以下2つのコース体制として再スタートをきられます。

Ⅰ類:
6年一貫教育、6年間1クラスだけの囲い込みで確実かつ飛躍的に学力アップを図る。中3進級時にⅡ類との入れ替えが行われる。理数科との合同授業なども取り入れて実践力を養成する。内部進学時には理数科レベル以上に到達することを目標とする。

Ⅱ類:
3年コースの位置づけとなり、浪速高の進学を保証しつつ公立高を受験可能(併願私立は浪速高となる)。内部進学を希望する際は普通科Ⅰ~Ⅲ類が対象となるが、成績と希望によっては理数科進学も可能。

中学3年間のカリキュラムはⅠ・Ⅱ類で共通履修とされるようです。

今回の説明会の中で、関西大との連携解消後の動向について「若干苦戦を強いられている」との発言がありましたが、おそらくはこの春からの説明会参加者数や相談件数の低下を指しているものと思われます。今回のコース制変更がどのように受験動向に働きかけるのかが大変気になるところです。

なお、来る2013年度入試における募集定員はⅠ・Ⅱ類とも約35名の計約70名となります。

今春入試では前年から関大約35名⇒約40名、特進約105名⇒約80名、計約140名から約120名と募集定員を減少させていたので、2年続けての定員減となっています。

日程別定員「1次A Ⅰ・Ⅱ類各約28名」「1次B Ⅰ・Ⅱ類各約7名」「2次 若干名」となっています。

当日試験で算数もしくは国語のどちらかで0点があれば不合格となりますので、ご注意を。

高校についてです。

今春の高校入試では内部進学者93名を含む760名が入学され、これで3学年合計男子1,361名・女子597名・総合計1,958名が在籍していることになります。大阪でもトップクラスの「マンモス高校」であることに変わりはありません。

元々男子校だった浪速高が共学化されて久しいですが、今年度の女子入学者数は理数科11名・Ⅰ類25名・Ⅱ類80名・Ⅲ類97名・合計213名となっており、30%弱の女子占有率となっています(内部進学23名を含まず)。

内部進学、という表現が出てきましたので、今春併設中学から内部進学をされた生徒がどのコースへ上がったのか?についてご紹介します。今春内部進学を迎えた93名のコース別内訳は、理数科3名・Ⅰ類7名・Ⅱ類44名・Ⅲ類39名となっています。

2013年度入試における大きな変更点としては「Webでの合格発表が廃止」となる点が挙げられますが、その他に大きな変更点は無く、例年通りの入試が展開される予定となっています。

中学入試と同様に、試験当日1科目でも0点があると不合格になってしまいますので、ご注意ください。

浪速中高の説明会のご紹介でした。