城南学園中高 高校で「教育特進コース」新設へ

2012年9月24日

城南学園中高の塾対象説明会に行ってきました。

城南学園中高①

まずは中学の教育内容からです。

まず、今年度より制服が変更になっています。ぜひHPや学校案内でご確認下さい。

7限授業・週6日制・2期制によって授業時間数を多く確保している点が特徴で、授業の中身としては「反復集中講座」「習熟度別授業」「個別添削指導」が主な柱となっています。特に反復集中講座は、月~金が通常の授業、その後土曜日に1週間分の復習を実施、さらに定期考査1週前には考査範囲の復習が実施されています。特に理系教育に力を入れており、京都産業大の天文台見学、近畿大での実験学習といった取り組みを積極的に行っているそうです。

中学から高校への進学時には5つ(来春新設の教育特進コース含む)のコースから進学先を選ぶことになります。

高校では新コース「教育特進」が2013年4月よりスタートします。教員としての資質を養い、教育系の大学・学部への進学を目指すコースで、高2から国公立大系と私立大系に分かれることになります。

併設の大阪総合保育大の教員による授業、同じく併設の城南学園小・中での実習といった、同一学園内の資源を最大限に利用した教育内容は他校には真似しにくいものとなっています。

また、このコースは「特進」の名がつけられていることからもわかるように、他の特進アドバンス・特進と同じくくりとして扱われ、両コースと同様の学力強化指導体制がとられることになっている点も特徴です。具体的なカリキュラムとしては、1年次は特進アドバンス及び特進と共通のカリキュラム、2年次より国公立大志望者は特進アドバンス文系と共通、私立大志望者は特進と共通のカリキュラムとなる(いずれも教育系専門科目以外)。

特進系としてひとくくりにされる特進アドバンスと特進で禁止されている運動部系のクラブ活動ですが、教員には様々な経験や知識が重要との考えから、この制限は行われないそうです。クラブも謳歌したい生徒も心配ないですね。

さて、高校のその他のコースでの教育内容をご紹介します。

特進アドバンスコース
2011年度より開設されたばかりのコースで、5教科の指導に力点を置き、国公立大進学を目指す。理系志望者の増加に対応すべく、カリキュラムを改編して理系にも対応することになる予定(高2で文理分け)。同コースは代ゼミサテラインを導入している。

特進コース
英国社3教科に力点を置き、関関同立などの難関私立大進学を目指すコース。

※上記2つのコースはクラブに制限がある(運動部は禁止)模様。

進学選択コース
今春43%が4年制大へ、城南短大へ9%、他短大へ6%、専門学校に19%、就職14%という構成で、80%ほどが何らかの形で進学をしていることになる。

幼児教育・福祉コース
併設の大阪総合保育大あるいは大阪城南女子短期大への内部進学に直結するコース。

最後の幼児教育・福祉コースについてですが、高校全体で大阪総合保育大の合格者が3名に留まっていることから、同大への内部進学は極めて難しいものと考えるべきで、実態としてはほとんど全員が短大への内部進学になっている模様です。その点はご注意ください。

2013年度入試に向けてですが、中学・高校共に同窓生子女や在籍生姉妹優遇に関するものは2013年度入試より廃止となります。