追手門学院大手前中高 来春より制服を変更する予定

2013年8月23日

追手門学院大手前中高の塾対象説明会の様子をご紹介します。

いきなりですが、大学合格実績についてです。

今春は、国公立大14名(昨年は京都大1含む国公立大17名、一昨年は11名)となり、昨年からダウンしてしまっています。他、関関同立23名(昨年31名・一昨年36名)、産近甲龍55名(昨年43名)、医歯薬系8名(昨年17名)といった結果で、あまりいいところが無い、というのが本音です。

昨年卒業生はかなり厳しい成績だったにも関わらず実績が出た、というお話を頂いたのですが、一方で、同じ昨年の説明会では「(当時の)現高3は昨年・今年以上の成績」というお話があり、実績的には昨年よりも期待が持てそうな気配だったのですが、少しだけ後退した形です。

2013年度入試結果です。

中学入試ですが、合計の受験者数が214名となり、昨年253名からダウンしています。入学者数も104名(男子70名・女子34名)となり、昨年124名(男子81名・女子43名)・一昨年の133名(男子85名・女子48名)から考えると連続してダウンとなっています。

ただ、昨春入試より特待生制度(特待S:入学金免除+授業料(3年間)全額免除 特待A:入学金免除+授業料(3年間)半額免除)を新設しており、Sで10名(昨年は11名)・Aで2名(昨年は4名)が入学するなど、かつてよりも高学力層が集まっている気がします。

また、今春より新たにSSコースを新設しましたが、全日程合計受験者数96名に対し合格は40名、倍率にして2.4倍とハイレベルな入試結果となっています。

高校入試結果です。

受験者数が232名、昨年の1次・1.5次合計受験者数が244名だったことから考えると若干のダウンとなりますが、一昨年212名と比較すると良い人数となっています。

入学者数は182名で、昨年当初予定の5クラスから1クラス増やして6クラス編成とした213名と比べるとダウンとなりますが、適正値としては今年の入学者数の方がより近いので、好ましい形での入試となったのではないでしょうか。

今春の高校入試結果の特徴点としては、外部からの受験生が大幅に増えている点を挙げられており、昨年105名に対し今年は124名(昨年比18%増)となったことを示されていました。

2014年度入試に向けてです。

中学入試では、初日午後にSS及び特進の2コースのみ判定する入試回を新設されます。よって、以下4回の実施となります。

A日程午前 1/18(土)8時半集合
A日程午後 1/18(土)15時集合 ⇒ SS及び特進の2コースのみ判定
B日程午前 1/19(日)8時半集合
C日程午前 1/25(土)8時半集合

中学入試では面接をすべての日程で実施され、合否判定の上で重視されておられます。

また、これは検討中の事案とのことでしたが、入試問題の中身を吟味して「合否ボーダー近辺の受験生が点を取りやすい問題を増やす=合格最低点を上げる」方向で検討中とのことです。入試問題の方向性については来るプレテスト(今年は10/5と11/16実施)から新傾向を反映させるので、志望予定者は見逃せませんね。

高校入試についての変更はありません。

高校では入学者数が定員を上回る年が続いており、そろそろ「きっちりと規定通りの人数確保」とするため、合格に必要なレベルが上げてくるのではないか、という気配があります。ただ、入試問題の中身は変える予定はない、とのことなので、合格最低点を上げて対応されるのではないだろうか、と考えています。

最後に、タイトルにもある「制服の変更」についてです。

女子入学者が少なくなってきている最近の現状と、「学校が変わってきています」ということを体現するため、制服を変える予定にされているようです。すでにHPで新しい制服のご紹介がされています。