初芝立命館中高 高校は立命館コースのレベルアップに注意

2013年11月21日

初芝立命館中高の秋の塾対象説明会に行ってまいりました。

春の説明会の様子はこちらのエントリー「初芝立命館中高 2年連続90%以上が立命館大へ内部進学」でご紹介していますので、合わせてご一読下さい。

中学校の教育内容等についてです。

男女比は6:4となっています。

共働きの家庭が増えていることもあり、食堂での食事提供ではなく、食育を重視した給食制度を導入されています。給食は1食あたり530円とのことです。

中2・中3・高1進級時にコース間移動があります。立命館コースへ一度に7名が上がった年・学年もある一方で、0名に終わった時もあるとのことです。

中学3年間で英検3級取得を目指す。過去の達成度は以下の通り。

2012年度 75%(立命館コースは98%)  2011年度 68%(立命館コースは97%)

立命館大への内部進学時の査定にも用いられるGTECに早くから着手しており、現高2の中高一貫生は平均471.5点という結果になっています。立命館大は480点を内部進学の基準としているので、その水準に手が届いていることになります。

中学校では、学習のサポートとして「5教科の終礼テスト」「検定対策等の進学補習(希望者対象)」「勉強合宿」等があるとのことです。

高校の内容です。

グローバルSは国公立大・難関私立大を目指すコース、一方同Aは推薦枠などを使っての私立大現役合格を目指すコースとなっています。立命館コースでは盛んに行われている「BKC研修」「APU研修」「衣笠研修」といった高大連携に関するものは、これらグローバルコース生は無関係となります。

体育科は野球・サッカー・剣道・陸上の4ついずれかのクラブに入ることが義務とされるコースです。推薦での入学が多く、一般の入学試験を受けての入学も可能とされていた所を今春より推薦でのみの募集とされましたが、来春から再び一般においても募集を開始されます。

立命館への内部進学についても簡単にご紹介します。

立命館コース入学者全員分の推薦枠は用意されており、内部進学に必要な基準を満たしていれば立命館コース生であれば誰でも立命館大(APU含む)に進学が可能となっています。ただし、学部別に人数枠が設けられているので、必ず希望の学部に進学できるわけではない点に注意が必要です。

立命館コース生のうち、初年度は91.6%、今春卒業の2期生は97.0%が立命館大及びAPUに進学していますから、現時点では高い率で進学していると言っていいと思います。

なお、内部進学に関するさらに詳しい状況は、こちらのエントリー「初芝立命館中高 2年連続90%以上が立命館大へ内部進学」でご紹介しています。

入試情報です。

中学入試では、初日午後にB日程をスライドさせ、初日は午前・午後の2階建て入試とされています。

算国各100点、理社各50点。立命館コースは基本的に4科(Bは3科)での受験ですが、日程ごとに異なる判定方法が設けられています。どの型で判定するのかは自動的に計算の上で適用されるため、出願時に指定は出来ません。判定の型については、以下の通りとなります。なお、グローバルコースは算国2科で判定(回し判定の際も同様)となっています。

 

総合型

300点満点

算数重視型

200+国100

理科重視型

100+算100+理100

社会重視型

100+算100+社100

A

 

B

3科各100

総合型と同じ配点

 

C

高校入試ですが、体育科が今春推薦のみの募集へと変更になった所、再び一般でも募集が行われることになります。ただし、若干名となるので注意が必要です。

特に立命館コースでのレベルアップが予想されますので、ご注意ください。