関西大学北陽中 募集定員設定で若干の変更あり

2014年8月30日

関西大学北陽中の塾対象説明会にお邪魔しました。

教育内容についてです。

単一コースで、高校進学時には全員特進コース(関大及び難関国公立大への進学が目標)とされます。高1時は高校入学組とは別のクラス編成とし、高2から中高一貫組と高校入学組が混成、同時に文系・理系分け及び成績上位生のみ1クラス編成の「アドバンスクラス」が設定される、というのが6年間の大きな流れです。

高校特進コースは月~金全てで7限授業、他コース制から1時間遅れてクラブに参加する必要があるなど「クラブ制限」があるので注意が必要です。ちなみに、クラブの入部率は約88%だそうです。

関西大への内部進学についても触れておかねばなりません。

今春は217名が関西大へ進学。うち、213名(Ⅰ類88 / 113・Ⅱ類125 / 239)が内部進学で、AO及びSF入試で2名、一般入試での合格が2名という内訳になったそうです。内部進学基準に満たない者が関西大の一般入試を受けて合格したのは、なんと今年が初めてとのことです。一般入試でも対応出来るだけの学力がつくようになってきている、という証明になるのではないでしょうか。

関西大の内部進学枠は高校募集定員の90%ほどの人数分用意されるそうです。3年間の実技も含む成績・生活状況と3年次実施分実力テスト3回の成績で判定され、条件をクリアすれば関西大への内部進学が可能となります。ちなみに、今春は理系で設定基準を下回る者が多かったようで、理系教育の充実が急務となっているそうです。

上記のように関西大への内部進学は「確実ではない」という事情もあり、公募制推薦入試の受験を薦めているそうです。この辺りの所も留意が必要です。

2014年度入試結果です。

1次では、女子が定員40名に対し35名しか出願が無く、定員割れを起こしてしまいました。

2次Aを昨年の16時開始から今年は17時開始と遅めたことで、志願者数が4割増となりました。ただ、合格者の歩留まり率が予想以上に悪かったようで、ご苦労されたご様子でした。

2次B志願者数は減ってしまっています。

2015年度入試ですが、募集定員の点で変更があります。

①1次の募集定員を80名⇒70名とする
②同じく1次の募集定員は「男女別」で定員をそれぞれ設定していたところ、男女一括募集へ
③1次で減らされた10名の定員は2次に割り当てられ、40名⇒50名となる