京都女子中 A入試の試験終了時間を前倒しに

2014年9月8日

京都女子中の塾対象説明会に行ってまいりました。

学校概要です。

3年前までは中3進学時にⅡ類・Ⅲ類としていたのを、現中2からは中2進級時から、今春入学者からは中1入学時に類型分けを行っています。

各コースの特長は以下の通り。

Ⅲ類
①難関国公立大や医歯薬理系学部への現役合格を実現する学力と志を育てる
②6年一貫カリキュラムの強化
先取り学習・発展教材の精選、丁寧な学習指導、中1から高3まで同じ集団で効果的な一貫教育
③理数を強化した学習内容
理数に3年間で30時間(標準+8)を配当、中3時で高1数学を履修、理科では興味関心を深められる実験重視の学習指導、「数学検定」受験、「Z会模試」の受験

Ⅱ類
①国公立に対応するカリキュラムと精選したレベルの高い教材+発展補習、丁寧な学習指導、英数国に3年間で50時間(標準+16)を確保
②「京都水族館提携プロジェクト」などの課題発見・課題解決力をはぐくむ先進的なプロジェクト学習「未来京都」の取り組み
③野外すいさんや田植え・稲刈りなど生活体験拡充型のⅡ類特別学習行事

ウィステリア
①京都女子大進学を前提とした中~高~大10年一貫教育で、国際社会で活躍できる「京女人」を育成
②京都女子大内部推薦枠は ウィステリア(6ヶ年)>ウィステリア(3ヶ年)>Ⅰ類型 の順に優先順位がついている

Ⅱ類⇒Ⅲ類の転コースは中2進級時のみ可能で、昨年入学者の今春転コース実績は7名だった、とのことでした。

発展補習と、中3では学習合宿が行われています。学習に対する意識と学習方法の変革が目的となっています。

2014年度入試結果についてです。

これまでのⅡSを「Ⅲ類」、ⅡLを「Ⅱ類」と名称を変更して募集を開始されました。

初日入試であるAでは、Ⅲ類合格者のうち7名が手続に至っていません。洛南や県立守山に流れた、とのことでした。

合格発表日がそれぞれ2013年度より1日早くなる上、HPにも速報を掲載することになりました。その結果、B午前で欠試者(67名)が増えた。欠試者67名のうち、55名が同校Aで合格(Ⅲ類32名・Ⅱ類23名)、12名が他校合格、という内訳となりました。

AでⅡ類合格⇒B午前Ⅲ類チャレンジが41名おり、そのうち1名がⅢ類に合格したそうです。また、AでⅡ類合格⇒B午後Ⅲ類チャレンジのうち、3名がⅢ類に合格しました。あきらめずに再度のチャレンジをすると、ひょっとすると・・・。

B午後の欠試者は32名で、同校をすでに合格している受験生が27名・他校合格によるものが5名の内訳となりました。

京都女子中が実施プレテスト「京女オープン模試」は、開始当初は京女第一志望以外の生徒も広く受験していたが、段々その割合が減り、京女第一志望の生徒だけが受験している様子です。

2015年度入試の変更点は次の通りとなっています。

①A入試の時間割を変更。これまでは8:50出欠調査開始だった所、8:35からとする。また、休憩時間も20分⇒15分へ短縮し、昼食休憩を挟まず13時には試験終了となる(これまでは14:10終了)。

②国語の出題傾向を変更。韻文(詩)の問題(例年20点程度)が無くなる(B午後はすでに無かった)。論理的・文学的文章の2本立て、それに若干の言語事項・語彙力を問う問題とし、論理的文章にシフトした形の出題とする。
⇒ プレテストで出題する内容が「新傾向」となるので、要チェック