上宮中高 共学1期生が今春卒業

2014年9月19日

上宮中高の塾対象説明会にお邪魔致しました。

早いもので共学化から4年経ちます。中高一貫生は現在高1以下の4学年が共学以降の入学学年となり、女子は1/4程度の占有率となっているそうです。

中学は2コース体制、高校は3コース体制とされています。特に中学の中身についてご紹介します。

特進コースは高3で高校パワーコースと合流。国公立大を目指すコースです。また、アップコース(今春より名称変更済)は、高校進学時にはこれまで六カ年プレップとして進級していたようですが、英数や特進にも上がれるようにされておられます。

週35時間(木7限、他6限、土4限)で、第2土曜が休み、クラブ活動に優先されるクラス単位の補講習がある、とのことでした。

共学化4年目、ということは、今春の卒業生は世間を大きく賑わせた「高校の共学1期生」の学年となったことを意味します。

今春は卒業生数917名という、大規模な分母となっています。

そんな中、国公立大合格者数は以下のように推移。昨年の倍となっていますが、在籍生数の事を考えると・・・。

2010年度44名 2011年度32名 2012年度43名 2013年度18名 2014年度39名

女子だけに注目してみますと、1期生は260名が卒業。大学が大半を占めていたそうですが、短大・専門の受験も多かったとのことでした。

女子1期生の卒業に向けて、特にプレップのウリである「高大連携」の行き先に複数の女子大を追加されたそうです。高大連携枠として梅花女子大と大阪樟蔭女子大が、指定校推薦枠として甲南女子大・神戸女学院大・神戸松蔭女子大・神戸親和女子大が枠をそれぞれ初年度からくれたとのことです。

それらに合わせて、関関同立49名分・産近甲龍74名分・合計123名分の高大連携枠があるのが強みとなっています。

そういった指定校等の枠も含めて、関関同立には今春109名が合格しています。

2014年度入試結果です。

中学入試では、1次での受験者数が減少(128名⇒114名)しましたが、2次が昨年度以上の受験者数(50名⇒178名)がありトータルの受験者数は昨年より増えています。

ただし、1次は合格者数の戻り率が92%と良かった一方で、受験者数が増えた2次では「178名受験⇒143名合格⇒14名入学」と戻りが少なく、入学に結びついていないことになります。

高校の2014年度入試結果です。

専願が昨年398名から79名も減少した一方で、併願は91名増となりました。その併願の戻り率は15%となり、例年の12~13%と比べて高くでたようで、これが専願者数減少をカバーした形となっています。

パワーは80名募集に対し今春は68名が入学と、残念ながら定員を下回りました。戻り入学者の併願先は文理学科を持つ10校・奈良などのトップ校が30%・2番手50%・3番手20%という構成らしいので、入学すればかなりの「戦力」になるのでしょうけれども・・・。

他の2コースでの併願入学者の併願先は、英数で2~4番手校、プレップで3~5番手校が一番多いゾーンとなっているようです。場所柄もあり、清水谷と夕陽丘からの戻りが最も多かったのではないか、と推測しています。

続いて、2015年度入試情報です。

中学入試では、入試日程は土日の2日間連続で変更がありませんが、募集定員が見なおされ、120名⇒105名となります。2011⇒2012年度で募集定員を標準で40名減らし、合計120名となっていたが、それに続く減少となります。

高校入試での特待生ですが、中身は「入学金免除+年間35万円」となっています。ご承知おきください。

最後、中学入試・高校入試それぞれの教科別の来年度の傾向をご紹介します。

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