帝塚山学院中高 ヴェルジェの新しい取り組み

2014年9月29日

帝塚山学院中高の塾対象説明会の様子をご紹介します。

帝塚山学院の多様性を体現するコースである「ヴェルジェ」に、さらに手が加えられることになりました。

これまでの「ヴェルジェプロジェクト」を「ヴェルジェエトワール」と名称変更し、国公立大進学に絞ったものとして刷新されます。今春入試において、神戸女学院及び西大和学園との併願者は、帝塚山学院の2次においてヴェルジェを第一志望とされていたそうです。成績上位層からも進学面で期待がされていることが分かるエピソードです。そんなこともあってか、より高度な取り組みへとシフトされます。

従来通り、ヴェルジェエトワールに関しては合格発表時に対象者にのみ案内がされ、受験者本人が承諾した場合のみ参加となる、ということになっています。

また、旧来の同校の良さを保つ部分として、「イングリッシュ」「キャリア」「アート」において上質の教育を提供する「ヴェルジェプルミエ」という名称で打ち出されます。特に英語力を中心に学習を進め、自分の個性や夢を見つめながら将来の目標へ向かわせる、というコンセプトとされています。

初日午後「エトワール入試」において「エトワールVK合格」となった者は、関学コース出願者は「①関学コース」「②ヴェルジェエトワール+特待生」のうちどちらかの入学を選べ、ヴェルジェコース出願者は上記②のみの選択となります。②にある特待生は、成績によって「入学金全免+授業料全免」「入学金全免+授業料半免」のどちらかが適用されます。今春は、全免での入学生が4名、半免での入学生は2名だったそうです。

エトワール入試における「エトワールVK合格」で上記②を選んだ場合のみ特待生制度が適用になり、他の入試日や、エトワール入試においても関学コースの入学であれば特待生は適用されない、という点にご注意ください。

2015年度入試情報です。

中学入試における変更点は以下の通りです。

①1次A及び2次Aの集合時間を、8:50から8:30に早めている
②面接試験を廃止

中学入試のポイントは次の通りです。

①1次A・1次BのW受験者に限り、1次Bで10点加点する
②繰上合格を出す場合は、試験日程の組み合わせを問わず2回以上の受験者を優遇する
③エトワール入試に関してのみ、通常の合格に加え、「エトワールVK合格」というものも設けられる。  
④例年2回実施しているプレテストのうち2回目に関しては例年関西学院大 上ヶ原Cでの開催だったが、昨年から同会場の他に本校会場も設けている。
⑤プレテストにおいては、上記③のこともあるので、ヴェルジェの判定で「AA+」が設けられており、この判定があればエトワールVK合格の基準に達していることを示す

高校入試に関しては、関学及びヴェルジェ文系・理系が5科入試から3科入試へと変更。美術系及び音楽系は英国+実技というのは従来通りです。

関学専願であっても、回し合格判定の際にヴェルジェを併願にすることが可能。ただし、ヴェルジェ内の音楽系専攻と美術系専攻は回し合格の対象とならないので、ご注意ください。