2015年度 近畿地区中学入試 入試日程③

2014年10月24日

開成教育グループにお通いの皆さんに向けては、去る2014年9月15日(月祝)に開催しました「中高進学フェア」内、「中学入試分析会」にて最新情報を詳しくお届け致しました、来る2015年度近畿地区中学入試の動向について、当ブログでも簡単にご紹介していくシリーズです。

当シリーズの初回エントリーであるこちら「2015年度 近畿地区中学入試 入試日程①」では、大阪府内各校の入試日程と状況について、2つ目のエントリー「2015年度 近畿地区中学入試 入試日程②」では、大阪府以外の府県にある私立中の入試日程について、それぞれご紹介しました。

3つ目のエントリーとなる今回は、これまでご紹介してきた入試日程を踏まえた上で、詳細な分析や次年度入試に向けての注意点などについてご紹介したいと思います。

次の表は、主要4府県の日程別の入試回数を男子・女子・共学別に集計したものです。「18⇒23」とあるのは、「2014年度入試では18回だったのが、2015年度入試では23回になる」ということを示しています。黄色くしている部分は、2014年度入試よりも実施される入試回が増えていることを示します(画像をクリックすると拡大します)。

こうして見てみますと、いかに17日(土)と18日(日)で入試回数が増やされているかがよくわかります。

また、次のグラフでは各日程における入試回数の占有率を示していますが、17日(土)と18日(日)の2日間で、主要2府2県の何と2/3の入試回数が消化されることになっています。つまり、統一解禁日である17日(土)を含む2日間のうちに合格を取っておかないと、それ以降になると受験をしたくても入試が行われていない、という事態に陥ります(同じく、画像をクリックすると拡大します)。

次回のエントリーで午後入試のことについては詳しく触れますが、入試日程の前倒しに午後入試導入も併せて、初日と2日目にすべての入試を終了してしまい、以降の日程では入学チャンスが全く無いという学校が多数出てきています。なお、これらの学校の中には、2日間で3回あるいは4回の入試を実施している学校もあるから、驚きです。

初日・2日目ですべての入試回を終える学校を以下にご紹介します(○内の数字は2日間で消化される入試回数)。また、表内で黄色くなっている学校については、2日間で3回以上の入試回数を消化している学校となります(同じく、画像をクリックすると拡大します)。

「入試日程の早期化」だけでなく、2日間に3回や4回の入試を実施する「密集化」も進んでいます。

次回は、午後入試導入の状況にスポットを当ててご紹介をします。