2016年度 近畿地区中学入試 入試日程③

2015年11月2日

近畿地区の中学入試ですが、2016年度入試における各校の入試要項が出揃い、全体的な様相がつかめる状況になっています。

当ブログでは、全7回のシリーズで来る2016年度近畿地区中学入試の動向について簡単にご紹介をしています。

これまで、大阪府内男子・女子校、大阪府内共学校の入試日程についてご紹介をしましたが、今回は兵庫県内各校の入試日程についてご紹介を致します。

次の画像は、2016年度入試において各校がどの日程で入試を実施するかを一覧にしたものです(画像をクリックすると拡大します)。

※作成には万全を期していますが、入試日程は必ず各校のHP・入試要項等でご確認下さい

(表の見方)
黒い丸印・星印:2016年度入試において入試が実施される日程(星印は午後入試を示す)
白い丸印・星印:2015年度入試では入試が実施されていたが、2016年度入試では入試が実施されない日程(星印は午後入試)
右向きの青矢印:2015年度入試日程から位置取りを「先送り」とした所
左向きの赤矢印:2015年度入試日程から位置取りを「前倒し」とした所
青い丸印・星印:2015年度入試では試験を実施していたが、2016年度入試では「廃止」する所
赤い丸印・星印:2015年度入試では試験を実施していなかったが、2016年度入試から「新たに実施」する所
「入試回数」の字が赤い部分:2016年度入試に向けて入試回数を「増やした」所と回数の変遷
「入試回数」の字が青い部分:2016年度入試に向けて入試回数を「減らした」所と回数の変遷

女子校では右向きの青矢印が目立ちます。入試日程の先送り、すなわち後の方の日程での入試実施とされる学校が増えていることになります。

一方で、雲雀丘学園中の大幅な日程前倒し+午後入試初参入に注目が集まっています。非常に立地の良い所にある学校ということもあり、午後入試実施とされても移動に関するしんどさを感じにくいということで、受験生からは抵抗なく受け入れられることと思います。

須磨学園中も日程を前倒しし、2日目には午後入試に参入されます。このレベルの学校が週明け水曜日に入試を実施されている、ということで成績上位層の併願先としては重宝されていたのですが、それでは入学者数確保にはつながらない、と判断されてのことでしょうか。

兵庫県各校の入試日程等を見ている限り、表には掲載がありませんが、今春から募集を開始している神戸大学附属中の人気や入試日程の位置取りが兵庫県内各私立中の入試日程などの施策に大きく影響を与えていることは明白です。

次回のエントリーでは、京都府内各校の入試日程をご紹介します。

 

関連記事:
2016年度 近畿地区中学入試 入試日程①
2016年度 近畿地区中学入試 入試日程②