関西大倉中 プレテスト復活!

2010年6月25日

関西大倉中高の塾対象説明会がありました。

関西大倉中 外観

阪急茨木市駅からスクールバスにゆられ、30分後やっと到着しました。

説明会会場

説明会は視聴覚教室にて行われました。

校長先生のご挨拶のあと、6年一貫教育についてのご紹介がありました。

英語8コマ、数学7コマ、国語7or6コマそれぞれ1週間に確保しておられますが、中学では先に走りすぎない方針とされているようで、一週間の授業コマの半分は、例えば英語ならば外国人講師による授業などの「演習」の時間とされておられるそうです。

放課後の学習として、「鍛錬テストの再テスト(英数)」「漢字小テストの再テスト」「希望者対象の学習会」「定期考査不振者居残り学習」「課題未提出居残り学習」といったことが行われています。特に鍛錬テストとその再テストが一番効果がある、と言われていました。昨年度より高1でも英数の鍛錬テスト実施と放課後の再テスト・補習という早期弱点フォロー体制に着手されています。

2008年度の中3生より(現在の中3・高1・高2)「Sクラス」を編成しておられます。対象は成績上位から1クラス分の人数で、目標を東大・京大・阪大に設定しています。このクラスのみ、高度な模擬試験を受験させたり、勉強合宿を実施したりしているそうです。

大学合格実績についてもご紹介がありました。

今春の国公立大合格者数は152名、ここ5年で一番多い合格者数でした。東京大・京都大・大阪大・神戸大合計は37名、昨年34名(京大7名含む)・一昨年29名(京大13名含む)よりも多くなっています。京都大の合格者数だけで過去の実績や他校のものと比べると少々見劣りする感じがあるのは否めませんが、「最難関国立大」というくくりで見れば着実に進化しています。

一方、指定校推薦での進学についてですが、昨年は453名分の指定校推薦枠があったにもかかわらず、結局は1割ちょっとの55名しか指定校推薦で進学していない、ということでした。関西大倉の生徒たちは「自分の学力で進学する」「一般入試まで頑張る」という姿勢で大学進学をする、という雰囲気が出来上がっていることの現れかもしれません。

2011年度中学入試においての大きな変更点が一つあります。

かつて実施されていたプレテストを、この度復活されることになりました。日程は11月21日(日)。プレテストでのB判定ライン=入試本番での合格最低点 となるように問題を作成する予定とされているようです。

目新しい取り組みや斬新な設備などは無いものの、関西大倉は堅実に教育が行われている学校だという印象を持った説明会でした。