学校選び 絞り込む方法と説明会参加のポイント③

2011年4月22日

学校選び 絞り込む方法と説明会参加のポイント①
学校選び 絞り込む方法と説明会参加のポイント②
に続くエントリーです。数多くある学校の中から志望校の候補として数校に絞り込んでいく工程についてご説明しています。

今回は、各学校が開催される説明会やイベントに参加される時のポイントについてをいくつかご紹介いたします。

以下3点、ご提案させていただきたいと思います。

①メモは手帳ではなくノートに取ること
②(出来れば)校内をよく見て回り、食堂とトイレは必ずチェックすること
③挨拶を積極的にすること

まず①。学校説明会で聞いたことなど「だけ」をまとめるノートを1冊作るようにして下さい。聞いてきた情報をすべて1冊にまとめていれば、後になって「あの学校は何て言ってたっけ?」と思った時にも情報をすぐに探し出しやすくなります。

時々、手帳のメモページに説明会内容を書きとめられる方もいるようですが、あまりオススメしていません。入試シーズン終盤でメモページが足りなくなってしまい、結局何か別のものに書きとめる必要が出て来てしまった時に情報が1つにまとまらず、後になって困ることが出てきてしまうこともあり得るからです。

ノートは出来れば通常のB5サイズのものが良いでしょう。説明会では必ずしも机が用意されているとは限りません。あまりに小さいノートだと足の上では書きにくいでしょうし、反対に大きなノートであれば少々大き目の字で書いても大丈夫です。

次のポイント②ですが、やはりせっかく学校にお邪魔するのですから、隅々まで見て来て欲しいと思います。特に、成長を語る上で大事な要素となる「食事」を摂る場所である「食堂」と、毎日数回は訪れる「トイレ」は必ず見て来て下さい。

何もこれらは必ずしも「新しい設備」である必要はありません。古くてもいいのです、大切なのは「掃除が行き届いているかどうか」です。

ただ、最近では清掃業者に掃除をしてもらう私立校もあるようなので、その辺りのことを学校の先生や在校生たちに聞いてみるのが良いでしょう。掃除に対する学校のお考えと、実際にこれから通わせることになるかもしれない各ご家庭での教育方針を照らし合わせてご一考いただくべきかと思います。

最後の③です。挨拶を積極的にすることで、各校の先生方や在校生たちとまずはふれ合ってみましょう。晴れ晴れとした気持ちにさせてくれるような元気な挨拶を返してくれる学校ばかりだと良いのですが、「これは普段は挨拶してないな」と思わざるを得ないような不自然な挨拶を返してくる所もあれば、残念ながら全く返事が無い所もあります。

ほんの些細なことではありますが、挨拶は基本中の基本。私は個人的に「挨拶が徹底出来ていない学校ならば、その他のことなんてとても・・・」と考えてしまいますが、皆さんはどうお考えでしょうか?

向こう1年間の学校選びの際の参考になれば幸いです。