大谷中 入試分析会の様子

2011年4月26日

大谷中が早くも2012年度入試に向けた受験生・保護者対象のイベントを実施されました。

今回のイベントは「入試分析会」ということで、小6生を対象としたものでした。国語と算数の出題傾向を簡単にご説明いただき、実際に今春出題された問題の中から代表的な問題について、両科目とも45分程度で解説して下さる、という機会でした。

大谷中 入試分析会の様子

当日は受験生が40名程度参加されており、会場の前方に配置された机・イスに着席して授業を受け、付き添いでやってきた保護者は会場後方に設けられたイスに座って解説を聞く、という形で進行されました。

それぞれの科目における大まかな出題傾向は次の通りとなっています。

<算数の傾向>
・例年大問7~8題、難問や奇問は一切出題せず、中学入試としては一般的な内容
・時間配分は60分となっているが、その割に問題量が多い
・大問1と2は特進Ⅱコース受験者でもしっかり解けているので、落とすと痛い
・大問3は1や2と比べると少々難解な問題となっているが、よく考えれば必ず解ける問題となっている
・問題用紙の余白は大きめに取っているようなので、このスペースを利用して計算・途中式・作図をして欲しい

<国語の傾向>
・大問3つで構成されており、大問1は物語・小説、大問2は説明文・論説文、大問3はことばに関する(語彙)問題、となっている
・80~100字の記述問題も出題されているが、それよりも基礎的な問題が確実に出来ることが合格に近づく
・大問3の対策という目的だけでなく、選択肢や本文中に出て来ても対応出来るように難解な言葉の意味など語彙力を強くしておいてほしい
・普段から主語・述語を意識して本を読んだり、文章を書いたりしておくことも対策になる

一言で言うならば、算国ともに基礎・基本的な問題をどれだけ取れるかに合格がかかっている、ということでしょうか。難しい問題に気をとられることなく、基本的な問題を確実に解けるよう、堅実に学習を進めていくべきでしょう。

今回のこのイベントが参加した受験生の「やる気」に火をつけることになったでしょう。いつまでもこの気持ちを忘れずに勉強を進めていって下さい。