同志社女子中 後期入試実施へ!

2011年7月1日

同志社女子中が2012年度入試より後期入試を導入することになりました。

詳しい募集要項は次の通りとなっています(画像をクリックすると拡大します)。

同志社女子中 2012年度入試要項
赤字で示されている部分が今春入試からの変更点となります。後期日程が新設された点と、これまで4教科受験が固定されていた所を3科4科選択制にされている点が大きな変更点です。4科で受験しておけば自動的に3科(国算理)の計算式に当てはめて計算し、どちらかの高い方で判定してくれる、というパターンです。

残念なのは、3科は国算理の固定となっている点です。こちらのエントリー「大阪女学院中 3科4科選択制入試導入へ」でご紹介したように、同じ女子校で今年から3科4科の選択制を導入される大阪女学院中では、4科の受験生を3科で判定する場合は国算理と国算社の2パターンを用意してくれています。

ちなみに、この後期日程が何日に実施されるか?については現時点では発表されていません。正式な発表を待ちたいと思います。

さてこの同志社女子中なのですが、こちらのエントリー「2011年度中学入試 結果分析③ ~大学附属校 その1~」では関関同立附属校の入試結果について詳しく分析を行いました。その中でも触れていますが、同志社女子中は同志社系列校の中でも特に志願者数の減少が著しく、非常に苦しい募集状況が続いています。

改めて過去5年分の入試状況についてまとめたのが下の画像となります。

同志社女子中 これまでの入試状況※2009・2010の受験者数に誤りがありましたので、修正しました。

今年2011年度入試における実質倍率ですが、WRコースだけを見てみますと2.7倍ということで高い倍率となっている一方、グラフ等にもありますとおり、全体では1.2倍と非常に落ち着いた倍率となっています。この傾向に歯止めをかけるべく、同志社系列では初めてとなる後期入試の実施に踏み切った、というのが正しい見方でしょう。

この後期日程導入がどのような影響を与えるのでしょうか?2012年度入試における最も大きなトピックスの1つとなることは確かですので、今後も注視してまいりたいと思います。

また、2012年度入試における最も大きなトピックスとなるであろう、もう1つの情報については次回のエントリーで詳しくご紹介いたします。こちらもお楽しみに。