関関同立 秋時点の模試偏差値一覧② ~関西大 編~

2011年12月16日

関関同立 秋時点の模試偏差値一覧① ~関西学院大 編~」に続くエントリーです。各社の模擬試験において、関関同立4大学の全学部がどのような評価となっているのか?それを基にして狙い目学部はどこなのか?について考察するシリーズです。

2回目のエントリーとなる今回は、関西大の動向についてです。早速表をご覧いただきましょう(画像をクリックすると拡大します)。

関西大

※作成には万全を期していますが、偏差値等は各HP・書籍等で必ずご確認下さい

当ブログ筆者があくまで個人的に注目しているのが、関西大の看板学部である「法学部」と小学生の教員免許が取得可能(文学部内の初等教育学専修で可能です)となって以来人気が上昇傾向にある「文学部」のレベル争い(?)です。

現時点ではどのようになっていますでしょうか?

駿台模試の評価では法学部が上位に位置しているものの、河合塾と代ゼミの評価では文学部の方が高いレベル設定となっています。関西大だけでなく、全般的に法学部不人気が続いていますので、致し方ないところではないでしょうか。

しかし、これら2つの学部よりもはるかに高いレベルとして評価されているのが「外国語学部」です。

このシリーズ前回のエントリーである関西学院大編でもご紹介をしましたが、「国際系」は今受験生の間で大変人気が高い系統です。国際系学部の中では老舗である立命館大 国際関係学部、近年新設されたばかりであるにも拘らず各大学の既存学部よりも高い人気となっている関西学院大 国際学部と同志社大 グローバルコミュニケーション学部、さすがにこれら3つの大学・学部のレベルには及んではいないものの、国際系人気を受けて関西大 外国語学部も人気・レベル共に高水準となっています。

反対に、比較的手ごろなレベルで入学出来そうな所を探してみましょう。

外国語学部と同様に近年新設されたばかりの学部として、人間健康学部と社会安全学部の2つがありますが、これらは共に他学部に比べて低い評価となっています。

「キャンパスが千里山ではないこと」「学部名を聞いても何の勉強が出来て、将来どういった仕事に就けるのかがわかりにくい」といった点が人気を集められない原因となっているのではないでしょうか。

しかしながら、例えば代ゼミ模試では偏差値50をちょっと超えていれば良い、という評価になっていますから、非常にリーズナブルな力で関西大の合格通知を得ることが可能である点、多くの受験生にとっては魅力的に映るかもしれません。

表の下から3つが理系学部になります。学部という大きな括りでは特に目立って高い・低いというのはありませんが、やはり学科単位で見ると難易度・人気の高低に大きな差が見られます。一部の学科・日程では偏差値50でも充分合格出来るようです。

次回は同志社大についてご紹介します。