関西大 2012年度後期入試に向けて

2012年2月27日

こちらのエントリー「あきらめるのはまだ早い! 私立大後期入試に向けての説明会」の一覧でもご紹介しました、関西大が主催された後期入試に向けての説明会にお邪魔してきました。

関西大①

2回実施された説明会のうち、19日(日)に堺キャンパスで実施された回に行ってまいりました。

関西大②

ちなみに、今年は前期時点で志願者数を減らされていることから、後期では多くの合格者が出るのではないかと予想しています。これからご紹介する情報が後期に向けて頑張る受験生の皆さんの参考になれば幸いです。

関西大では一般後期入試を3月3・4日で実施されます。昨年の一般後期では、8155名が出願・1026名が合格、倍率にして7.6倍となりました。ただし、前述のとおり、前期で志願者数が減ってしまっていますので、後期で優秀な受験生にたくさん合格を出されることと思いますから、後期の倍率は下がるのではいでしょうか。

一般後期では数学以外オールマーク式となっています。その点から見ても、チャレンジしやすいと思います。

関西大③

さて、気になるのは一般後期の合格最低点ですが、昨年の合格最低点は一番高い学部で経済学部の310点、一番低い学部で社会安全学部の267点でした。その差は実に43点もあります。学部によって合格最低点が大きく異なる上、年によって点数の上下が激しくなっています。ですから、(出願期間が終わってしまった後で言うのも何なのですが)3月3日(土)に実施される入試で導入されている「2学部併願」を積極的に利用することで、本命以外の学部も判定してもらっておくと思わぬ助けになることでしょう。

ちなみに、例年は出願者の60%程度が2学部併願を利用されているようです。

センター利用型についての情報です。

センター後期は商学部以外のすべての学部で実施されます。昨年のセンター後期では1509名が出願・430名が合格、3.5倍という倍率でした。

センター後期は「ベスト3科目傾斜配点方式」というものを採用しており、ベスト3科目のうち最も高得点の科目を傾斜配点により400点に換算、他2科目は200点満点、合計800点満点として計算されます。よって、センター試験で飛び抜けて出来が良かった教科がある受験生にとっては非常に有利な方式となります。

関西大④

さて、一般前期で志願者を大きく減らした、という点で後期に狙い目となるであろう学部をご紹介しますと・・・

政策創造、人間健康、経済、社会安全、総合情報

が挙げられます。

特に、総合情報学部は3日(土)と4日(日)の2回の入試機会が設けられており、4日(日)は英語と数学(ⅡBまで)の2教科で受験が可能となっています。また、理系一色のカリキュラムではなく、文系寄りの履修・カリキュラムも充実していることから、文系の受験生でも充分志望先として考慮し得る学部です。

また、関西大の中では比較的合格に必要なレベルが低くてすむことも特徴です。

最後に、後期入試まで残り少ない日数をどのように学習するか?について、英語対策のポイントを簡単にご紹介します。

大問1は44点の配点がありますが、出来れば満点を、それがダメでも40点はとるべきです。一般後期まで残りわずかな時間であることを考慮しても、ここに最も注力すべきでしょう。

反対に、難易度の高い大問2の対策は後回しにして良いと思います。それで空いた時間については、大問3の同意語句選択を大問1の次に進めるべきでしょう。ここも貴重な得点源となり得ます。

関西大を目指して猛勉強中の皆さん、最後までどうか頑張って下さい。