京都女子大 引き続き高い就職率・資格試験合格率

2012年7月2日

京都女子大の高校・予備校対象説明会に行ってまいりました。

京都女子大

京都女子大は高い就職率と資格試験に確実に通す教育力に大変定評がある大学です。今回のエントリーではその辺りのデータを中心にご紹介します。

まずは就職決定率です。今春は94.9%となりました。過去3年の推移は・・・

2009年度 97.1% ⇒ 2010年度 93.3% ⇒ 2011年度 94.8%

となっていますので、昨年よりほんの少しまた良化した形となります。

京都女子大には教育学科と児童学科があることから、教員・保育士として社会に出る方もたくさんおられます。就職希望者のうち教員や保育士に就職した方の率は次の通りとなっています。

教育学科(教育学専攻):76.5%(昨年87.9%・一昨年78.4%)
児童学科:83.7%(昨年89.4%・一昨年68.8%)

教員・公務員以外の就職者786名のうち従業員500人以上の企業には41.6%(昨年40%)が就職したとのことで、大手企業に多数就職されているようです。

生活福祉学科で「養護教諭」免許が取得できるのは2011年度卒業生から、ということで、今春は1期生が卒業した形になります。その生活福祉学科から今春13名が養護教諭として採用されたそうです。

資格関連では国家試験突破が必要となる「管理栄養士」「社会福祉士」の2つで毎年高い合格率を出されているのが京都女子大の魅力の一つでありますが、今年の結果はこのようになっています。

管理栄養士国家試験合格率 97.3%(昨年94.7%)(全国の合格率49.3%)
社会福祉士国家試験合格率 56.1%(昨年45.5%)(全国の合格率26.3%)

特に、社会福祉士の合格率は近畿地区女子大の中で1位となっているそうです。

さて、来春入試である2013年度入試の情報です。京都女子大の来年の入試に向けてのポイントは次の通りです。

・公募推薦では高校の成績と諸活動が得点化される。A方式では書類の配点比率が、B方式では適性検査の配点比率がそれぞれ高い。
・公募推薦の国語と英語の基礎学力検査(食物栄養学科は生物または化学)と一般後期はマーク式。
・一般前期(A・B)は記述式。B方式は科目選択の幅が広いのと、A方式よりも定員が少ないことから合格最低ラインがAよりも高めにでる。
・一般前期Aでは各学科・専攻ごとに成績上位7%を「成績優秀特別奨学生」に指定し、後期授業料相当額を2年間給付。
・一般前期(C)、センター利用入試、一般後期(食物栄養学科のみ)はセンター試験の得点を利用。
・大学入試センター試験の得点は高得点科目を利用可能。
・各入試では複数方式の受験が可能(現代社会学部AO入試と一般後期除く)。
・AO入試は現代社会学部のみで実施。
・一般前期において新たに静岡会場を増設。
・今年度より、公募推薦C方式食物栄養学科の「食物・栄養に関するテスト」がマーク式から記述式に変更されている。よって、過去問はこの2012年度入試のものだけとなる点、注意。
・受験生には合否に関わらず入試における得点(公募推薦では総合点、一般では科目別及び総合点)をWeb等で発表・通知する(センター利用型を除く)。

公募推薦入試の部分でご教示いただいたのが、英語①「長文読解」の受験者平均点がどの年・どの受験回でも低いことから、合否を大きく左右する部分であるという点です。公募推薦入試での合格を狙っている受験生の皆さんは、英語の長文読解で高い得点が取れるように訓練しておきましょう。