関西大 2013年度一般後期に向けて

2013年2月27日

関西大が受験生を対象として開催された、一般後期入試向けの説明会に参加してきました。

さて、今年の関西大の一般入試前期の結果をまずは確認してみましょう。

一般前期段階の志願動向は上の表の通りとなっています。昨年・一昨年との比較も一緒に掲載しています。

黄色く示している所が昨年よりも難易度がアップしていると思われる所です。特に理系3学部と法・政策創造・人間健康が厳しい戦いになっている様子です。大学全体でも志願者108.2%に対し合格者97.2%と合格者が絞られていることから、今年はかなり厳しい入試となっていることがわかります。

大学全体で厳しい結果となっている一方で、緩い入試となっている学部も一部で存在しています。文・総合情報・社会安全がそれに当たり、特に社会安全は志願が約12%減少したにもかかわらず合格者数を昨年から増やしており、ラインが相当下がっていると思われます。今年社会安全学部を一般前期で受験した方々はかなりラッキーだったと思います。

一般後期ではどのような動向になるか、一般前期の結果も踏まえつつ、簡単に予想してみます。

一般前期では緩い入試となった社会安全学部ですが、志願者が減っているのに合格者が増えているということで、相当「低い所」まで合格を出していると思われます。ということで、関大第一志望組に合格通知が多く渡っていることが予想され、手続き率も高くなっているはずなので、一般後期ではそれほどイスが余っていないと思われます。また、今回の一般前期の動向を見て狙い目として多く出願してくる可能性もあることから、後期ではレベルの高い争いになりそうな状況です。

文学部も同様に高い手続き率が予想され、後期にまでイスが残っていない可能性が高いと思います。心して受験してほしいと思います。

そして、センター後期の目安ですが、今回の説明会では昨年実績として「文系学部80.6%・理系学部81.0%」と発表されました。昨年のセンター前期では文系学部79.3%・理系学部78.6%ということらしいので、それと比べてもさほど変わらないのが特徴です。センターで80%を取れている受験生なら合格の可能性は高いのではないでしょうか。

最後に、2012年度一般後期における学部ごとの合格最低点は以下の通りとなっています(3月3日実施、3教科型)。今年はこのライン通りで収まるかどうか、というのはもちろんわかりませんが、一つの目安にしてください。

法279点 文313点 経済295点 商306点 社会325点 政策創造290点
人間健康290点 総合情報280点 社会安全278点