立命館大 2013年度一般後期に向けて

2013年2月25日

立命館大が受験生を対象として開催された、一般入試後期向けの説明会に参加してきました。

立命館大では、後期全体で451名の定員を確保されており、その内一般後期では288名を占めています。同じく一般後期を実施される関西大では定員が250名程度ですから、それよりも大きな規模で立命館大は募集をされていることになります。

2013年度の立命館大の志願動向ですが、一般前期終了時点では大学全体で昨対比97.1%と、若干昨年から人気を落としています。昨年は一昨年から約1万名受験生が増えており、今年はその反動だろうと見られています。

一般前期での各学部・学科・系統の動向ですが、文系では法とスポーツ健康のみで志願者を増やしており、それ以外の学部全てで昨年割れとなってしまっています。

国際関係の志願者ダウンですが、恐らくは同志社大に新設される「グローバル地域文化学部」に取られているのではないかと思われます。特に女子の受験生の減少が激しい様子です。

政策科学も志願者を減らしていますが、一昨年・昨年と志願が伸びた反動で今年はダウンしていると見るべきでしょう。

その他には、映像、文や産業社会の一部の系統、経済といった所が志願者を減らしていますが、特に経済学部の15%減は大学側もかなりショックのようで、一般後期での合格者数増加にかなり期待が出来る所です。また、経済学部は後期で「2学科併願」が可能となっており、チャンスが大きいことからも「狙い目」として挙げられると思います。

同じ併願可の所としてご紹介しますと、文学部も「2学域併願可」なので狙い目となっています。人気薄の学域を狙えばひょっとして・・・。

昨年まであった3月入試における文系3学部(産業社会・国際関係・経営)の学部間併願が廃止になっているので、経済学部と文学部での2併願可能な制度は大変重宝します。

理系ですが、理工学部の物理科学は一般前期で志願者の集まりが悪くなっており、一般後期での合格者数増に期待が出来る所です。

情報理工学部は一般前期では堅調に志願者を集めているものの、毎年一般後期で多数合格者を出されていることもあり、ある程度は期待できそうな気配です。

センター利用型についてもお話をしておきますと、前期のセンター併用型ですが、センター自体の平均点ダウンにも拘らずよく集まったと評価されているようです。ただし、実際のラインは各予備校が予想したラインよりも若干高めに出ているのが特徴です。これは、センター試験の平均点が大きくダウンしたことによって国公立大志望組が「押さえ」として立命館大を例年以上に選択してきたことの証であると考えます。

センター利用型の後期では国語が現代文のみになったりするなど中々出願しにくい所だと思われますが、逆に言うと志願者が集まらずスカスカの入試になる可能性があるので、センターで80%以上であればかなりの所で合格ラインより上に出てくる学部・学科があるのではないかと思います。狙い目として良いのではないでしょうか。

立命館大を目指す皆さん、最後まであきらめずに頑張ってください。