近畿大 2013年度一般後期に向けて

2013年3月6日

近畿大が受験生を対象として開催された、一般入試後期向けの説明会に参加してきました。


三宮会場 入り口前

近畿大の後期入試ですが、おそらく全国で最大規模の受験者数・合格者数となっているのではないでしょうか。昨年・一昨年の定員及び合格状況は以下の通りとなっています。

一般後期 募集定員507名 合格者数1594名(一昨年1520名)
C方式後期 募集定員163名 合格者数468名(一昨年409名)
PC方式後期 募集定員98名 合格者数460名(一昨年402名)
合計 募集定員768名 合格者数2522名(一昨年2331名)

一般後期等での受験科目・配点(判定)は以下の通りとなっています。特にセンター試験と近畿大が課す試験の2つで判定される「PC方式」では、上手くいけば得意な科目1つだけで判定してもらえるという判定方式になっています。

一般後期 「3科目受験⇒高得点2科目で判定」の形がスタンダード
C方式 センター高得点2科目を200点に換算して判定
PC後期 一般後期3科目の中から高得点1科目+センター高得点1科目で判定


東大阪キャンパス会場 対策講座の様子

文系学部他学部併願方式では今年から文芸学部も選択可能となっているのを始めとして、センター利用・センター併用も含めて併願方式が多彩に用意されており、最大で1日7つの判定が可能となっています。一般後期は2日間の試験日程となっていますので、7回の判定×2日間で、最大14回の判定を行ってもらえることになります。


三宮会場 説明開始前の様子

さて、こちらのエントリー「近畿大 公募制推薦入試を終えて」でご紹介をしましたとおり、近畿大は今年大変多くの志願者数を集めている模様です。よって、全般的には受験生のとって「大変厳しい」入試状況になっているようです。

そんな中でも、公募推薦及び一般前期終了時点で志願者数が昨年を割っている学部・学科・専攻がいくつかあるようですので、以下にご紹介します。

工学部 ロボティクス学科 64.7%
文芸学部 芸術学科(舞台芸術専攻) 83.8%
文芸学部 文学科(外国語外国文学専攻 中国・韓国語文化コース) 92.5%
生物理工学部 食品安全工学科 94.6%
生物理工学部 生物工学科 97.2%

これらの学部・学科・専攻が直ちに「狙い目」であると言うのは早計ですが、この中では工学部 ロボティクス学科に関して、今回の説明会中で研究内容や就職率・就職先を「わざわざ時間を割いて」紹介していたことから、よっぽど厳しい状況なのかな?と思わせられました。

近畿大の合格目指して最後まで頑張り続ける受験生を、開成教育グループは応援します。