京都学園大 間近に迫る太秦C開設と大規模な学部再編

2014年5月27日

京都学園大の高校予備校対象説明会に行ってまいりました。

2015年4月に予定されている、新キャンパス「太秦キャンパス」設置とそれに伴うキャンパス・学部学科の再編が間近に迫っています。太秦天神川に位置する山之内浄水場跡地に新キャンパス「太秦キャンパス」が設置されることは、新聞各紙でも大々的に報じられましたので、ご存じの方も多いことと思います。

同キャンパスはコンセプトを「ビジネス・文化・生命(いのち)を中心とした教育の実践」とし、以下の3学部5学科を設置予定とされています。

①経済経営学部
経済学科、経営学科

②人文学部
歴史文化学科

③健康医療学部
言語聴覚学科、看護学科

なお、現キャンパスは「亀岡キャンパス」と名乗る予定で、コンセプトを「生命(いのち)・健康・食農を中心とした教育の実践」とし、以下3学部5学科を設置予定とされています。

①人文学部
心理学科

②バイオ環境学部
バイオサイエンス学科、バイオ環境デザイン学科、食農学科

③健康医療学部
健康スポーツ学科

ダブルキャンパスとなることに加え、「社会が求める大学に進化」「「求める」と「育てる」のギャップを解消」「社会が求める人材の育成」と、社会のニーズに応える大学を目指されるとのことです。

各大学が「グローバル人材育成」に対し様々なアプローチを見せる中、京都学園大でも2015年度より新たな取り組みが開始となります。2015年度入試より新設される「グローバル人材育成入試」で合格した者は、所属する学部の教育課程とは別に設けられる「グローバルクラス」に所属し、語学力向上を目指す、というものがそれです。

この方式での入試科目はTOEFL-ITP+作文+面接で、入学者は協定している大学の留学先授業料免除+渡航費の一部補助という特典がついた上で、全員留学が可能、となります。

さて、最後に2015年度入試情報です、

上記の「グローバル人材育成入試」の新設に加え、以下の点が変更点として挙げられます。

①学部学科構成の変更に伴い、定員が一新
②センター利用入試に「DS日程」が新設(セ利A~C日程と同じ入試科目に加え面接)
③文系学部の数学がマーク方式に変更
④公募推薦A日程の文系学部において、調査書の配点が「評定平均値×40」へ(これまでは×20)

既存学部を再編することになる経済経営・人文・バイオ環境の各学部については入試要項が明らかになっているのですが、全くの新設となる健康医療学部については認可申請の関係上、入試については何ら決まっていないのが現状です。設置認可が無事下りるのを待ちましょう。

最後に、オープンキャンパス参加者は入学検定料が減額になる特典がありますが、こちらは今年度も引き続き継続されるとのことです。受験予定の方はオープンキャンパスに必ず参加するようにしましょう。