摂南大 志願者増加率日本一!!

2014年7月14日

摂南大の高校・予備校対象説明会に行ってまいりました。

教学面での変更点です。

2014年より、経済学部がこれまでの「地域経済領域」「観光経済領域」の2領域制からコース制へ移行。先述の2つが「~コース」となるのに加えて「国際経済コース」が新設されています。

同じく2014年度より、大日駅から寝屋川Cへの通学専用直通バスがスタートしており、アクセス面での改善が図られました。

2015年度からは、法学部でコース改編が予定されています。2年進級次に選択するコースが3つから4つになります。新旧のコース設定は以下の通り。スポーツ法政策はスポーツ推薦入試などで入学し、大学で体育系クラブに所属する、アスリート学生を中心としたコースとなるそうです。


司法・行政コース、ビジネス法務コース、地域政策コース


法律学特修コース、企業法務コース、地域政策コース、スポーツ法政策コース

また、2015年度より外国語学部でもコース制を改編する予定で、1年次に選択するコースが以下となります。


英語コース、中国語コース、スペイン語コース、インドネシア・マレー語コース、国際文化コース


英語プロフェッショナルコース、国際キャリアコース(英語専攻・中国語専攻・スペイン語専攻・インドネシア・マレー語専攻)

2014年度入試結果についてです。

総志願者数は30,498名・前年比161.1%で一般入試において志願者数増加率全国第1位となりました。過去17年間で最高の志願者数となった昨年をあっさりと更新し、7年連続の志願者数増となっています。

志願者数等の推移は以下の通りです。

2014年度 総志願者数30,498名 実志願者数7,500名 入学定員1,690名
2013年度 総志願者数18,933名 実志願者数6,611名 入学定員1,690名
2012年度 総志願者数18,450名 実志願者数6,651名 入学定員1,650名
2011年度 総志願者数18,024名 実志願者数6,463名 入学定員1,550名
2010年度 総志願者数15,377名 実志願者数5,988名 入学定員1,550名
2009年度 総志願者数13,083名 実志願者数5,293名 入学定員1,270名
2008年度 総志願者数12,691名 実志願者数5,554名 入学定員1,270名
2007年度 総志願者数8,881名 実志願者数5,106名 入学定員1,270名

上記をご覧の通り、実志願者数も少し減少した昨年から大幅に(前年比113.4%)増やしているのが特筆点となっています。

志願者増の理由は以下の通りと分析されます。

①7年ぶりの入試制度改革(詳細は昨年度の説明会報告書を参照)
②インターネット出願割引制度(スマート出願・スマートパック)が経済不況感の中で支持を得た
③近畿大の人気過熱によって「滑り止め」需要があった
④前年度入試結果の反動(特に一般入試A日程では昨年は前年比88.4%の志願者数だった)

入試制度別では、以下のような志願動向となりました。

公募推薦A 前年比164%
公募推薦B 前年比212%
一般 前年比161%
セ利用 前年比154%

指定校推薦・内部推薦・協定校推薦では定員の17.9%が入学したとのことです。

学部別の志願動向ですが、全学部で志願者数を増やしているものの、特に理工・薬が大きく増やしているのが特徴です。理系が人気傾向です。

志願者数における女子比率は31.0%(昨年31.6%・一昨年28.7%)と順調に推移しているように見えるのですが、大学としてはもう少し女子志願者を増やしたいご意向がある様子でした。

2015年度入試で多数ある変更点のうち、重要なものは以下の通りとなっています。

①公募推薦Bにおいて、薬学部・看護学部では「面接」を導入
②一般Aでは、薬学部の入試科目で理科から「生物Ⅰ・Ⅱ」を削除
③一般後期で、重視科目の配点を150点⇒200点に引き上げ
④インターネット出願に完全移行