同志社大 志願者数が4年で15%増

2014年8月26日

同志社大の高校・予備校対象説明会の様子をご紹介します。

大学の近況です。

2013年にキャンパス整備が完了し、文系学部8学部は今出川C、理系及び文理融合学部6学部は京田辺Cで学ぶ事になっています。京都市交通局(地下鉄)がこの度のキャンパス整備(今出川回帰)が誘客のチャンスとしている一方、京田辺C付近では不動産業界を中心に「人がいなくなった」との声が出ているようです。同志社大ほどの規模になると、キャンパス整備が周辺地域に与える影響がかなり大きい、ということがわかるエピソードです。

なお、学部新設はひと段落し、今後は「内部充実」にシフトするご様子でした。

就職状況です。

今春就職率は97.4%(全国平均94.4%)で、文系学部97.1%、理系学部100%の内訳となりました。男女別では男子97.2%・女子97.7%で、ほぼ全ての学科で就職率が女子>男子となっているのが特徴です。

2014年度入試結果についての詳しい数値等です。

一般入試
志願者数 対前年比103.1%(昨年103.0%・一昨年103.4%)
合格者数 対前年比102.1%(昨年106.3%・一昨年96.0%)

センター利用型
志願者数 対前年比103.2%(昨年91.7%・一昨年112.6%)
合格者数 対前年比102.1%(昨年86.8%・一昨年103.1%)

学部別に見ると、一般入試で10%以上の志願者増減となったのは以下の通りです。

10%以上の増加
2014年度 政策学部(114.9%) グローバル地域文化学部(119.0%) スポーツ健康科学部(128.8%)
2013年度 文学部(108.0%) 文化情報学部(112.0%)

10%以上の減
2014年度 文化情報学部(82.4%)
2013年度 神学部(71.2%) 政策学部(75.9%)

同様に、センター利用型入試において学部別で10%以上の志願者増減となったのは以下の通りです。

10%以上の増加
2014年度 政策学部(128.9%) スポーツ健康科学部(133.0%)
2013年度 神学部(642.9%) 文学部(112.0%)

10%以上の減
2014年度 神学部(71.1%) 文学部(86.0%) 法学部(84.1%) 心理学部(84.2%)
2013年度 法学部(87.9%) 経済学部(88.6%) 文化情報学部(81.6%) 理工学部(78.7%)

過去5年分の志願状況を分析すると、2010年を起点として10%以上の志願者増となっているのが文系では文学部と経済学部、理系では理工・生命医科・心理。10%以上の志願者減が神・商・政策と、特に社会科学系に集中しています。

そして、志願者数トータルでは、2010年度の114.3%にあたる52,994名が今春志願となり、4年で志願者数は約15%増加していることになります。

最後に、2015年度入試での主な変更点です。以下の通りとなっています。

①理工学部エネルギー機械工学科の理科の科目を変更し、これまで「物理」必須としていたところを物理か化学の選択を可能に
②理工学部エネルギー機械工学科がセンター利用型で6科目方式新設、国語(現国のみ)を必須とする
③社会学部自己推薦(スポーツ)入試で募集する学科は社会福祉学科・メディア学科・産業関係学科の3つとし、社会学科・教育文化学科での募集は廃止