関西外国語大 航空業界就職に強い

2010年1月5日

関西外国語大 中宮キャンパスで行われたオープンキャンパスに参加してきました。

関西外大①

入試説明会、キャリア支援説明、外大生からのメッセージ、キャンパスツアー、個別相談、その他本当に多数のプログラムが用意されており、おそろいの黄色いジャンパーを着た外大生たちが一生懸命に運営をしている姿が大変印象的でした。

さて、数あるプログラムの中から今回一番興味を引かれた「航空業界に求められる人材」についてご紹介いたします。

皆さんもよく知っていると思いますが、2008年秋以降の不況によって各業界とも大打撃を受けています。JALの経営不振に代表されるように航空業界も例外ではありません。業界全体の2008年の成長率はほぼ「ゼロ成長(前年と同じ)」で、2009年に至ってはマイナス成長に陥っています。特に、企業の業績不振のあおりを受けて「貨物輸送」が激減しているようです。

そんな冷え切った状況ではありますが、いくつかの調査機関は「15年後には航空旅客が現在の2倍になる」と予想しています。また、そのような時期が来ることに備え、関西国際空港では2本目の滑走路を2007年にオープン、首都圏では羽田空港が2010年に4本目の滑走路をオープンさせて国際線も発着できるようにする、など準備を進めています。

それとは逆に、団塊世代の退職によってパイロットが今後不足してくることが確実視されています。このままだと先に紹介した滑走路の拡張による便数の増加が実現できなくなります。そんな中、最近では女性もパイロット職に就く例が増えてきており、今では40名前後の女性パイロットが日本の空で活躍しているようです。

関西外大②

さて、そんな航空業界に関西外国語大の学生がどれぐらい就職しているのでしょうか?

まずキャビンアテンダント(客室乗務員)ですが、2008年のデータによると、全航空会社合計で34名の関西外国語大生が採用されています。これは、2位の名古屋外国語大(33名)、3位の青山学院大(27名)を押えての堂々の全国1位です!あなたが乗った飛行機の中にいたキャビンアテンダント、ひょっとして関西外国語大出身の方だったかもしれませんね?

パイロットの採用については、2009年度データによると日本航空や全日空を含めて5名が採用されています。

関西外国語大の学生は「語学を活かせる仕事」を多く希望するようですが、航空業界以外にもホテル・教職・旅行業・貿易業といった分野にも数多くの先輩が就職しています。そういった分野も含め、「世界で活躍したい」と思う受験生はこの大学を検討してみてはいかがでしょうか?