大阪経済法科大 2016年より国際学部新設

2015年5月22日

大阪経済法科大の高校・予備校対象説明会に行ってまいりました。

大学概要です。同大は1972年開設、44年目を迎えておられます。近年は様々な改革が行われており、毎年話題に事欠きません。

2012年には近鉄八尾駅前に新キャンパスが完成。地上12階建ての全館にICT環境を備え、専用自習室も完備するなどの次世代型教育空間となっており、既存の花岡Cから無料スクールバスで15分で移動可能となりました。

2013年度より、長らく400名だった定員が580名に増加し、大きく受験者数が伸びています。

翌年2014年には、経済学部内に経営学科を新設。これにより昨年から2学部3学科12コース体制となりました。

これに加えて、2016年からは国際学部を新設予定となっています。各学部・学科・コースの設置状況は以下の通りです。

経済学部
経済学科:グローバル経済コース、金融経済コース、地域デザインコース、総合政策コース
経営学科:マーケティングコース、グローバルビジネスコース、会計ファイナンスコース、ビジネスマネジメントコース

法学部
法学科:公務員コース、法律専門職コース、現代社会キャリアコース、国際関係コース

国際学部
国際学科:国際コミュニケーションコース、グローバルキャリアコース

今春卒業生の就職率は97.5%。大阪府下経済学部においては第3位の実績(2013年度実績)だそうです。就職関連のユニークな取り組みとしては、「卒業見込証明書、成績証明書、健康診断書証明書、履歴書が無料交付」「首都圏で就職活動を行う学生に無料で宿泊施設(セミナーハウス)を提供」というものがあります。

さて、新設予定の国際学部について簡単にご紹介します。

40年以上の長きにわたって国際交流、国際教育の分野でさまざまな経験と実績を積み重ねてきており、20ヶ国・地域に53大学の海外ネットワークを持つまでになっていますが、いよいよ国際学部を新設されます。

同大では2014年度留学・海外体験実績として110名・在学生の4.8%を占めており、これは全国の法・経済系学部の中では高い率となっています。また、TOEICにおいては大学生平均440点である中、同大で語学研修・留学参加をした者の平均点は538点となっているなど、英語力もついている様子です。

国際学部の教育特色は以下の通りです。

・コミュニケーションの基盤となる異文化理解の醸成
・実践的なコミュニケーション能力の育成
・1年生からの海外体験、多彩な留学等の国際プログラム
・広く人文・社会科学にわたる学際的学修
・4年間にわたる演習教育をはじめとする少人数教育

同学部では1年生から全員を海外へ送り、在学中に複数国・複数回の留学にチャレンジさせる方針とされています。

国際学部の中には国際学科1学科のみの設置となり、コースは「国際コミュニケーションコース」「グローバルキャリアコース」の2つが置かれることになっています。

2015年度入試結果です。

志願者数は6,321名で、昨年4,151名・一昨年2,709名と比べて大きく増加しました。2012⇒2015で2.36倍の志願者数となっており、成長著しい状況です。特に推薦・一般とも3つの学科で志願者数を伸ばしており、センター利用型でも両学部ともラインが上昇しています。

また、公募推薦と一般Aにおける合格者の「定着率」が高く、一般Bが厳しい入試となったようです。これを受けて、次年度入試では一般Aの定員を増やす予定にされています。

最後に、2016年度入試での変更点です。

①AO入試では「金融キャリアAO」「会計キャリアAO」を新設
②公募推薦で「中期(11/28)」を新設し、11/1~3・11/28・12/12が公募推薦入試日程となる
③一般Aでの募集定員を拡大
④国際学部新設が認可されると、4学科併願が可能に

 

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