龍谷大 農学部新設と国際学部改組で爆発的な人気増加

2015年7月24日

龍谷大の高校予備校対象説明会に行ってまいりました。

龍谷大といいますと、今春より新学部として新設された「農学部」と改組された「国際学部」の2学部が大きな話題となっています。今春瀬田Cに開設となった農学部については、既存学科の改組等を除き純粋な新学部としては19年ぶりとなるそうです。

また、国際学部は、既存の国際文化学部を名称変更し、キャンパスを瀬田C⇒深草Cへ移し2学科体制とされています。国際文化学科は11言語(フランス語が無い)のラインナップと世界3大宗教を学べる、330名募集の学科です。もう一つの学科であるグローバルスタディーズ学科は純粋な新設学科となり、初年度から集中して濃密な英語教育を行い、TOEIC730点等を卒業要件にするなど英語を集中して学ばせることになっています。

来春新設・改組予定となっている学科等も判明していますので、お知らせを致します。

文学部 歴史学科に4つ目の専攻となる「文化遺産学専攻」が新設される予定です。フィールドワークや野外調査を大切にし、3年次には「考古学「博物館学」「美術史学」の3つから選択可能です。

社会学部内の臨床福祉学科と地域福祉学科を一本化し、現代福祉学科へ改組されます。これまで培ってきた社会福祉士合格率の高さ(今春は55.0%)などの良さを残しつつ、少人数(15~20名)の教育とされる予定になっています。

就職実績・学生サポートについてです。

今春の就職決定率(短期大学部含む)は95.5%で、14年度94.7%・13年度93.8%・12年度93.6%なので順調に推移していることになります。

学内での様々な就職向けの取り組みはもちろんですが、地方出身者の保護者を対象として全国を回って成績に関する懇談会を実施されているなど、保護者に対する学業面でのサポートもしっかりやられています。

2015年度入試結果です。

志願者数が約1万名増加しました。やはり、農学部新設と国際学部の移転・改組が好意的に受け止められ、大幅な志願者増となっています。

今年度・昨年度の入試区分別の志願者数前年比(カッコ内は合格者数前年比)は以下の通りとなっています。

2教科型公募推薦 2015年度124.4%(111.1%) 2014年度106.3%(108.1%)
一般A 2015年度116.1%(111.2%) 2014年度109.1%(106.7%)
一般B 2015年度134.0%(157.6%) 2014年度99.0%(120.8%)
一般C 2015年度166.8%(116.9%) 2014年度97.6%(124.1%)
センター前期 2015年度101.5%(103.1%) 2014年度100.5%(105.6%)
センター中期 2015年度101.5%(94.1%) 2014年度111.3%(112.3%)
センター後期 2015年度133.0%(105.2%) 2014年度106.6%(116.9%)

一般AとBでは、Bで合格者数が大きく増やされていることから著しく難易度に差が出た可能性があります。

昨年度は公募推薦から合格者を取りに行ったが歩留りが悪かった(一般では関西大の合格者増が影響していると思われる)ようで、一般B・Cと段々合格者の増え幅が大きくなったという流れでしたが、今年度も同様に合格者数が前年からの増加率が段々と増やされています。

2016年度入試に向けた変更点は以下の通りとなっています。

①公募推薦・一般・センター利用について、インターネット出願に完全移行
②農学部がセンター利用型入試を導入
③受験料と受験料優遇制度が変更

 

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