関西学院大 「全学」「学部個別」「関学独自方式」の違い

2015年8月17日

関西学院大が8月3日(月)に開催されたオープンキャンパスにお邪魔をさせて頂きました。

当日はいろいろな催しに顔を出しましたが、特に高1・2生向けの入試説明で聞いてきたことをご紹介したいと思います。

各大学とも数多くの入試方式をご用意され、受験生がそれぞれ持つ力を発揮してもらえるように配慮されています。関西学院大にもさまざまな方式がありますが、最も受験生が多い一般入試の中にもいくつかの方式があり、受験生の能力にあった入試方式を選んでもらえるようにされています。

関西学院大の一般入試には「全学日程」「学部個別日程」「関学独自方式日程」の3パターンが用意されています。上の写真では、「全学日程」と「学部個別日程」での時間割の違いを図示されています。

文系においては、英語以外の2科目の時間割と解答時間が異なっています。特に、学部個別の方は選択2科目を120分ぶっ通しで解答するという形式をとっています。しかも、全学日程では「国語75分+選択60分の計135分」とされている一方、学部個別では2科120分なので、1科目60分ということになり、特に国語だけ見てみると15分短いということになります。かなりハードな設定になっていることがわかります。

また、英語と国語の試験において、全学日程ではオールマークとされている一方、学部個別日程では一部で記述が混ぜ込まれているなど、入試問題においてもとっつきにくいものを採用されており、学部個別日程のハードルの高さを更に感じます。

「選択2科目の解答時間が短い」「記述式問題が多い」ということで、学部個別日程は「学力に自信がある受験生」が多く受験をしてくるであろう方式かな、と思われます。

3つ目の方式である「関学独自方式日程」は上の写真のとおり、英数2科目かセンター試験指定科目+数学のどちらかを選択する方式となっており、2/5の1日だけ実施されている方式です。

「入試科目・問題等が他と比べて特徴がある」という事に加え、この方式は「募集定員が少ない」ということもあり、特に倍率が低くなっています。

関西学院大には、「全学日程」「学部個別日程」「関学独自方式日程」の3タイプの入試がありますが、その中でも、関学独自方式が穴場になっているようです。

 

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