関西学院大 春のオープンキャンパス

2010年3月30日

非常に春らしい、というよりもむしろ春とは思えないほどの暑さの中、3月20日(土)に関西学院大 上ヶ原キャンパスにて行われたオープンキャンパスに参加してきました。

関西学院大 正門からの景色

正門からはるか遠くに見えるのが関西学院大のシンボルである「時計台」です。

中央芝生から時計台を望む

正門から真っ直ぐ進んでいくと、中央芝生(学生の間では中芝と略されています)に出ます。この日は3連休の初日の土曜日ということもあって、中央芝生ではご近所にお住まいの方でしょうか、ご家族連れの方々が芝生でくつろいでおられました。その中に混じって、今回のオープンキャンパスに来た高校生が芝生に座って関学生気分を味わっており、とてもほほえましい光景でした。

さて、当日は「入試説明」「保護者対象説明」「学生による講演」「学生によるキャンパスツアー」といったものがプログラムとして組まれていました。その中で、「保護者対象説明」と「学生による講演」に参加してきました。

まず、保護者対象の説明会で話しされたこととして、「就職率」がありました。最近、受験生が大学を選ぶ基準として「就職率の良さ」が挙げられる昨今ですが、関学もそれに対して対策をしています。ここ3年の就職率の推移は

07年 86.2% → 08年 87.6% → 09年 88.1% → 10年 86%台?

となっています。今年は長引く不況による「就職氷河期」と言われていますが、昨年よりも少し悪いものの07年水準である86%台は確保できそうな公算であることを発表されていました。「関学だからラクに就職できる」ということではなく、就職支援に非常に力を入れていることを強調されていました。なんと1年生の秋から「キャリアデザインプログラム」を学生に履修させ、就職に対する意識付けや能力の研鑽を図っているのです。

その他にも、東京の丸の内、大阪は梅田に関学の出張所を設けており、関東・関西の就職情報の入手や卒業生のネットワーク構築に一役買っているようです。

そういった様々なアプローチがあってこそ、この就職氷河期でも例年並みの就職率を維持できているのです。関学の就職率の良さを紹介するデータとして週刊誌「サンデー毎日」にて紹介された「卒業生2000人以上の大学の就職率」について触れられ、関学は全国で7位(86.8%)であることをご紹介されていました。ちなみに、近畿地区の他の大学をご紹介しておくと、9位 立命館大(86.7%)、11位 大阪大(85.3%)となっていました。

堅い話はこれぐらいにして、次に参加した「学生による講演」についてもご紹介しておきましょう。

学生による大学紹介

人間福祉学部 新3回生の女子学生2名による「プチ関学説明会」の様子です。お二人は同じサークルに所属しており、今回の講演でもお二人が所属している手話サークルの話題や実際に手話通訳を見せていただいたりもしました。実際の時間割も見せてくださったので、関学でのキャンパスライフが受験生にも想像しやすかったと思います。

東京庵(定食屋)

最後に学食のご紹介を、と思ったのですが、オープンキャンパスすべてが終了した時間にはすでに学食が閉まっておりましたので、キャンパス内にある他の食堂に入ってみました。「東京庵」という、うどん・そば・丼類・定食を食べることができるお店です。

注文した商品を待っていると、次から次へとアメフト部員がやってきます。どうやら、関学のアメフト部「Fighters」御用達の食堂だったようです。どうりで壁のあちこちにアメフト関係の新聞記事やアメフト部の集合写真が飾ってあるわけです。そうこうしていると、あっという間におなかを空かせた部員たちでお店はいっぱいになってしまいました。値段はごくごく普通の定食屋さんなのですが、「○○に△△を乗せてくれますか?」という部員のリクエストにも快く応対されていた店員さんの姿が印象的でした。

一つ注意点があります。関西学院大 上ヶ原キャンパスはJR西宮や阪急甲東園などからバスに乗る必要があるなど、通うのに時間がかかる立地です。オープンキャンパスの当日はバスが非常に混み合い、しんどい思いをしました。

実際に関西学院大に通われていたOGの方にその点についてお話を聞いてみますと、阪急甲東園からバスを利用するよりも一つ隣の駅である仁川駅から歩くと10~15分程度で着く、というウラ情報を教えてもらいました。本数が少なくて非常に込み合っているバスに乗るよりも、仁川駅から住宅地の中を友達と話をしながら歩いてキャンパスに向かう方がずっと楽しかった、ということでした。

何にせよ、受験校を決める前にご自分の足で実際にキャンパスに足を運んでいただくことをお勧めします。