関西学院大 英語出題傾向と対策ポイント

2010年11月25日

関西学院大の受験生・保護者対象の大学説明会に行ってきました。

当日は、次のようなプログラムが用意されていました。

大学紹介DVDの上映
大学紹介
2011年度入試概要説明
関学入試の特徴と学習対策
関西学院大学 入試スタッフによる個別相談

当ブログでは過去に関西学院大について何度かご紹介してきています。こちらのエントリー「関西学院大 春のオープンキャンパス」では、関西学院大の上ヶ原キャンパスや在籍生の皆さんの様子を、こちらのエントリー「関西学院大 2011年度入試変更点」では2011年度入試に向けての制度上の変更点などについて、それぞれご紹介しています。合わせてご一読下さい。

さて、今回の説明会でもたくさんの情報を仕入れてきたのですが、その中でも英語の出題傾向と対策ポイントについてご紹介したいと思います。

英語は大問6題で構成されており、その内読解系の大問が3つを占めているなど、読解力にウエイトを置いた出題形式となっているのが特徴です。その他には、会話問題も1題出題されています。

マークの問題と記述を要求する問題の割合が入試日程によって異なるのも一つの特徴です。詳しくは次のようになっています。

学部個別日程と関学独自日程:マーク約80%・記述約20%
全学部日程:オールマーク

大問が6つあり、そのうち読解力が試される大問が3つもあるということで、非常に問題量としては多めとなっているのですが、問題自体の難易度はごくごく標準的なものになっているのがせめてもの救いではあります。しかも、関西学院大の英語の試験時間は90分となっており、同じく問題量が多いことで知られているセンター試験の英語の試験時間80分と比べて少しだけ多く時間が設定されているのもありがたい点ではあります。

ただ、実際に問題を見てもらえれば一目瞭然なのですが、しっかりと事前に対策を行っていない限り、あれだけの問題量をサッとこなせないと思います。よって、関西学院大を受験する皆さんは、過去問を特にしっかりとやり込むことが最重要課題となります。

過去問を解く際には、当然ですが「時間を計って」「参考書など、何も見ずに」解くようにして下さい。

もう1つアドバイスがあります。関西学院大が配布している2010年度の入試問題集には、小問ごとの「正答率」が細かく掲載されています。この問題ごとの正答率をしっかりと活かした対策を進めてほしい、という点です。

今春のF日程(2/1・2/2)とA日程(2/3)の正答率のデータを基にして、正答率を5つのブロックに分け、それぞれの帯域に当てはまる問題の合計点と満点における占有率を計算したものを以下でご紹介しています。

関西学院大 正答率帯域別 配点合計

どの日程も、占有率が最も高いのが「正答率60~79%」のゾーンです。その次に高い占有率となっているのが「40~59%」のゾーンとなっています。

このあたりの正答率となっている問題が合否を分ける可能性が高いと思われますので、過去問を解いた後で採点・見直しをする時には重点的に時間を割いて学習を行うようにしましょう。

逆に言うと、正答率が40%を下回っている問題については多少落としてもそれほど大きなダメージにはならないと思われますので、過剰に気にする必要はないでしょう。正答率が40%以上の問題のほとんどに正解すれば英語に関しては合格最低ラインを超えることが可能ですから、難解な問題に時間と気持ちを取られすぎないように日ごろから心がけておくことが大事です。

関西学院大の一般入試出願は、2011年1月4日(火)~14日(金)となっています。受験生の皆さんのご健闘をお祈りしています。

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