センター試験 予想平均点と今後の対策④

2010年2月4日

センター試験とその後の2次試験について不定期に連載しているこのシリーズ。今回で最終回となります。

今回は、現在高校2年生の皆さんに向けてセンター試験がらみのことでアドバイスを送りたいと思います。

現在、多くの国公立大学入試において「センター試験5教科7科目」が入試科目として課せられています。センター試験受験予定の方は学習しないといけない教科が多くなりますので、自分の得意・不得意科目をしっかりと意識した上で、早い段階から各科目の学習方法や志望校を選ぶ事が大切になります。

来年2011年1月にセンター試験を受験する皆さんはぜひ、現在高3・卒生が今年1月16・17日の2日間で実際に受験したセンター試験と同じ問題を、時間を計って解いてもらいたいと思います。

「でも高3生が受験するテストでしょ?高2のうちに解いたって全然点が取れないんじゃないの?」

その疑問はもっともです。しかし、例えば数ⅠAはすでに高1で学習を終了している分野ですし、数ⅡBも同様に高2で終了します(そのはずです)。他にも高1・2の間に学習し終わっている科目があるはずです。それらは、今であっても来年の1月であっても学習すべき範囲は同じです。英語・国語についても、センター試験で出題される範囲のほとんどが学習済みとなっているはずです。

また、センター試験は実は問題の80%以上が高2までに習う範囲から出題されます。基礎力を重視した良問ぞろいでもありますので、1年後に入試を控えた高2生にとって格好の腕試しになります。

「問題の80%以上が高2までに習う範囲から出題」ということは、つまり言い換えると「高2までに習った内容をしっかり覚えていれば、高2生でもセンター試験で80%は取れる」ということになります。

80%。それだけあれば一体どういった大学に行けるものなのでしょうか?次の表は、代ゼミのデータで「センターラインが80%と設定されている、近畿地区の難関国公立大・学部・学科」の一部を紹介しています。

近畿地区国公立大 センター80%あれば行ける難関大

いかがでしょうか?文系であれば大阪大や神戸大、理系ならば京都大・大阪大といったところの一部の学部はセンター得点率80%が合格ラインと言われているのです。

「センターで80%」というラインを越えることができるのならば、こういった難関大にも手が届くのです。そして同時に、センター試験問題の80%以上が高2までに習う範囲から出題されている、という事実からも「センターで80%」というラインは今高2の皆さんにも決して、絶対に手が届かないものではないのです。

来年のセンター試験受験予定者はもちろん、できれば来年センター試験を受ける予定のない人でも、この機会にぜひセンター試験に触れておいてください。今後の学習計画を立てる上で今年のセンター試験は最高の「模擬試験」となるでしょう。高3になる前に苦手科目・分野を把握し、これから先1年の学習計画づくりに役立てて下さい。

センター試験を自分でやってみて「この後1年間どういう計画で勉強したらいいのかな?」と疑問に思った人や、これから先の学習に助けが必要だと思った人は、お近くの開成グループの教室に来てみてください。経験・知識豊富なスタッフ・講師が皆さんをお待ちしています。

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