5分でまるわかり!2026年度総合型選抜はじめてでも安心!
基礎知識合格への3つの対策ポイント

総合型選抜(旧AO入試)とは?

総合型選抜とは、大学・学部が求める学生像(アドミッションポリシー)にマッチした受験生を採用する入試方式で、以前は「AO入試」と呼ばれていました。

他の選抜との実施時期・選考方法の違い

対象・実施時期

対象 実施時期
総合型
選抜
高3・高卒生 9月〜3月
学校推薦型
選抜
高3生 10月〜12月
一般選抜 高3・高卒生 1〜3月

実施時期の早さが特徴

一般選抜が高3の1月〜3月に行われるのに対し、総合型選抜は高3の9月からスタートします。

選考方法

選考方法
総合型
選抜
  • 書類選考
  • 面接試験
  • 小論文
  • プレゼンテーション
  • ディスカッション
学校推薦型
選抜
  • 学校からの推薦状
  • 高校での学習評価
  • 面接試験
  • 小論文
  • 学力試験
一般選抜 学力試験

多角的な選考方法

一般選抜が学力試験メインであるのに対し、総合型選抜では主に書類選考、面接試験、小論文が課され、プレゼンテーションやディスカッションが行われることもあります。

受験チャンスが2倍に!

総合型選抜や学校推薦型選抜で不合格だった場合でも、その後の一般選抜を受験することが可能です。
早めに対策を始めることで、合格のチャンスを広げることができます。

2027年度の年内入試は原則面接必須化!

2027年度入試(総合型選抜・公募推薦) 面接必須化!

面接を受けている様子。面接官と学生が長机を挟んで向かい合っている

2026年5月27日、文部科学省は全国の国公私立大学に2027年度入試の年内入試(総合型選抜、学校推薦型選抜)で原則として面接による評価を行うよう指示しました。
既存の試験形式については2029年度まで導入の猶予が認められましたが、新設される試験形式では今年から面接試験が課されます。
つまり、年内入試を考えていた受験生は、志望校次第で今から急いで面接対策を始めなければならないということです。
面接の方式は大学ごとに異なりますが、大学側が求める学生像の本質的な理解と自己分析は欠かせません。 オンライン面接対策コースについてはこちら

総合型選抜の入学者は増加傾向

いまや入学者の過半数が「推薦・総合型」

※文部科学省 国公私立大学・短期大学 入学者選抜実施状況の概要より

「大学入試=一般選抜」と思われがちですが、データを見ると状況は大きく変わっています。
2000年度にわずか1.7%だった総合型選抜での入学者は、2025年度には22.8%まで急増しています。

学校推薦型選抜(38.8%)と合わせると推薦入試経由での入学者は全体の61.6%に達し、一般選抜(38.4%)を大きく上回る入試方式となっています。

合格のカギを握る!それぞれの対策ポイント

総合型選抜の合否を大きく左右する「志望理由書」「面接」「小論文」について、それぞれの具体的な対策のコツをご紹介します。

志望理由書合否を分けるのは「社会への貢献」

「やりたいこと」+「社会貢献」

「大学でやりたいこと」だけでなく、「卒業後に社会へどのように貢献できるか」という視点を含めることで評価が高まります。

大学の「3つのポリシー」をチェック

なぜその大学・学部なのかを論理的に説明するため、大学が掲げる教育方針(ディプロマ、カリキュラム、アドミッションの3つのポリシー)を深く理解しましょう。

ディプロマ・ポリシーとは?
「卒業認定・学位授与の方針」を指します。大学ごとに策定・公表されており、「大学卒業時にどんな能力が身についているか」がイメージしやすくなります。
カリキュラム・ポリシーとは?
「教育課程編成・実施の方針」を指します。大学入学後の教育内容を知る手がかりになります。
アドミッション・ポリシーとは?
「入学者受入れの方針」を指します。ディプロマ・ポリシーやカリキュラム・ポリシーをふまえて、大学がどのような人物を求めているか、また、入学者選抜の基本方針などが分かります。

What・Why・Howで整理する

「何を学びたいのか」「なぜ興味を持ったのか」「どのように学び将来に活かすのか」を自身の経験と結びつけて書くと、説得力のある文章になります。

面接対策大切なのは「ブレない志望動機」

面接の本質は志望動機

第一印象や礼儀作法は「できていて当たり前」。最も重視されるのは「この受験生は本当にこの大学で学ぶ必然性があるのか」という志望動機の中身です。

暗記ではなく自分の言葉で

志望理由書を丸暗記すると不自然になります。大学側の求める学生像を本質的に理解し、徹底的な自己分析を行うことで、想定外の質問にもブレずに自分の言葉で答えられるようになります。

小論文対策最低3ヶ月!日常の「なぜ?」が力になる

小論文は長期戦

小論文の土台は「国語力」です。表面的なテクニックに頼るのではなく、読解力や思考力が必要となるため、最低でも3ヶ月程度の継続的な学習が必要です。

日常の出来事から「問題意識」を育てる

例えば、満員電車に乗って「しんどい」と感じたとき、そこで思考を止めないことが大切です。「なぜ都市部に人が集中するのか?」「政策的な改善はできないか?」「安全対策はどうなっているか?」など、原因や背景へと視点を広げてみましょう。

第三者の添削を受ける

自分一人で文章を客観的に評価するのは困難です。第三者に添削してもらい、論理の甘さや表現を改善していくことが合格への最短ルートです。

まとめ:総合型選抜に向けて今すぐすべきこと

総合型選抜は、単なる試験対策にとどまらず、自分自身の将来や興味を見つめ直す貴重な機会でもあります。

まずは大学の情報を幅広く集め、志望理由書の作成から取り掛かりましょう。そして、書類作成や小論文対策においては、一度書いて終わりにせず、学校の先生や塾などの「第三者の添削」を何度も受けながら完成度を高めていくことが成功への鍵となります。