小学五年生の10月ごろに、私立中学校に行きたいと思い、塾に通い出しました。受験することを決め、塾に通い出した時期が他の人に比べておそかったため、合格して私立中学校に行けるのか、通いだしたころはとても不安でした。
入塾して早速、私は授業についていけなくなりました。五年生の最後に入ったこともあり、他の人には分かっていることが、私には分からなかったのです。その中でも、とくに分からなかったのが、算数でした。なので、授業が終わったあと、必ず先生に質問しました。そして、6年生になり教えてもらった後は自分で解き直しをすることが大事だと知りました。その後は、復習をすることの大切さを知り、テストが終わると、なるべく復習や解き直しをはやめに行い、合否を判定するテストでは、少しずつでも問題を解けるようになっていきました。
ですが、その時私にはし望校が決まっていませんでした。できるだけレベルの高い中学校が良いと最初は思っていたのですが、私は得意科目が国語しかなく、理科と算数はまだ苦手です。つまり、私のレベルにあった中学校を選ぶ他ないのです。そこで、初芝立命館中学校という中学校をすすめられました。そこなら、私のレベルでも問題はなく、しかも作文だけで受けることも可能でした。たくさんの面接を受け、家族や先生にも協力してもらい、とうとう作文の試験前日になりました。そんな時、もうやめてしまったはずの塾の先生から、激励会にさそってもらいました。私をまだ仲間だと思っていてくれたことにうれしく思い、試験当日がやってきました。この日はどんな面接の時よりも緊張しました。
無事合格することができたのは、先生や家族の協力があってこそのものだと思います。協力してくれた人たちにとても感謝しています。本当にありがとうございました。