塾に通い始めたのは部活を引退してすぐの8月からで、それまではほとんど受験勉強をしていなかった。その代わりに学校の授業は集中して受け、定期テストではそれなりに良い点数を取ることができていた。しかし、2年生半ばから部活を優先するようになってから学力が下がり始めた。そのため、塾に通い始めた頃は学力が大きく下がっていた。その上、9月の初めに手術をした影響で9月中は授業を受けられなかったため、英単語帳を読むのがほとんどであった。そのため8月と10月は授業をほとんど毎日2、3本受けていた。
11月にあった公募推薦に間に合わせることができ、過去問の合格最低点をとることができることもあったが、本番では今まで取ったことがない程低い点数であった。この失敗から本番を想定することが大事だと思い、過去問を解く際に時間でしっかり区切るようにした。
公募推薦後は一般入試に向けて数学の勉強を始めたが、元々数学に対して苦手意識をもっていたため、点数があまり伸びなかった。化学でも計算が苦手であったため、点数の振れ幅が大きかった。そのため、計算問題を重点的に勉強し、その結果として点数が安定するようになった。英語は元々苦手でなかったため、英単語を覚えるごとに点数が伸び、高い点数で安定していた。
一般入試では英語と化学で点数を稼ぐようにし、過去問では創薬化学学部の最低点を取れるようになっていたが、本番では、公募推薦と同様に今まで取ったことのない点数であった。
これらの経験から、合格するためにはメンタルの強さが必要だと思う。練習でどれだけ良い点数が取れても本番で取れなければ意味がないので、慢心せず努力を重ねることが大事だと思う。