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開成教育グループ


あなたには明確な「目標」がありますか?

こんにちは。前回私は、 “定期テストが「嫌い」なあなたへ”と題して、定期テストに向けての取り組みの「出発点」についてお話しさせていただきました。今回はその続きとして、定期テストにおける「目標」の重要性について述べさせていただきます。

「次の定期テストのあなたの点数目標は何点ですか?」
 定期テストで成績をアップさせるには、この問いに即答できなければなりません。明確な目標設定は、点数アップに必要な条件です。目標が明確でなければ、それに向けての取り組みも曖昧になってしまいます。

 点数目標は、「成績を上げたい」という願望の現われであり、この願望が成績アップの出発点となります。「○○点を取りたい」「○○点アップしたい」という明確な願望=目標もなく、ただテストがあるから義務的に勉強しているだけでは、ある程度以上の点数は取れません。成績アップは、まず「点数を上げたい」と強く望むことから始まるのです。明確な目標は、それを達成しようとする意欲を引き出し、勉強に対する動機づけを与えてくれます。

 学年トップやクラストップを取る生徒たちは皆、「トップを取る」ことを強く意識しています。トップの生徒と2位の生徒の差は、学力の差よりもむしろ、意識の差が大きいように思われます。

 ところで、あなたには、定期テストに向けてがんばる理由がありますか?もしあなたが、大学進学を考えているのであれば、「第一志望校現役合格」という大きな目標のために、ぜひ、定期テストに向けての取り組みを大切にして欲しいのです。

 結論を先に言うと、「定期テストに向けての取り組みは、大学受験に直結する」のです。

 大学入試といっても、その基本はやはり高校の教科書内容です。高1・高2の時点で、毎回の定期テスト範囲の内容を確実に身につけていき、しっかりとした基礎ができていれば、3年生(受験生)になっても、慌てることはありません。無理なくスムーズに入試レベルの内容をマスターすることができます。一般的な受験生のイメージは、「とにかくひたすら勉強、勉強」ですが、そんな無茶な、つらい勉強をする必要はないのです。

 また、定期テストも大学入試も、期日と範囲が決められているという点では同じ性質のものです。だとすれば、毎回の定期テストに向けてどのように時間を使い、どのように取り組んできたかが、その後の、大学入試に向けての取り組み方を大きく左右します。

 定期テストは一夜漬けで何とか乗り切っても、大学入試になるとそういうわけにはいきません。でも、一度ついてしまった習慣は、そう簡単には修正できません。そこで、1年間の本格的な入試対策の前に、高1・高2の段階で、定期テストまでの1ヶ月をどれだけ効果的に活用できるか、その計画的な時間の使い方を、毎回の定期テストを通じて少しずつ身につけていく――このことにより、毎回の定期テストにおいて、入試に向けての計画的な勉強法、時間の有効な活用法を習慣づけていくという、最も重要な受験準備を行うことになるのです。

 定期テストという明確な目標に向けて、着実に準備を重ね、高得点を取り、その経験を繰り返すことで、あなたは、学力だけでなく「成績を上げることの喜び」や「日々の勉強習慣」そして「目標を達成する力」を身につけていくのです。それを高3生になってから受験勉強にそのまま活かせば、みごとに「志望校現役合格」を達成できるのです。これこそが、本当に意味のある、本来の定期テスト対策なのです。


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