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開成教育グループ


過信

 こんにちは。
以前にこのブログで、「『できる』という確信をもって問題に取り組む姿勢が大切である」という趣旨のことを述べましたが(2015年1月12日に掲載)、このことと、「自分は間違えるはずがない」と思い込むことは全く別物です。後者は、「過信」と言い換えてもいいでしょう。
自信の無さは、取り組みを消極的にさせ、疑心暗鬼を生み、ブレが生じ、解答に悪影響を及ぼしてしまいますが、その対極である「過信」もまた、大きな弊害を伴うものとして、注意しなければなりません。
「自分は間違えるはずがない」という「過信」は、過去の誤りを教訓とし、そこから何かを学び取る、という視点を欠落させます。また、問題演習や実際の試験で正答を得るには、その過程において、自分の解答を冷静かつ客観的に「自ら」チェックすることが必要ですが、「過信」はそのチェック機能を停止させてしまいます。事実、「過信」の持ち主は、解答時間が短く、然るべき「見直し」を怠っている場合が多いようです。
「自分にはできる」という確信のもと、しかし「間違える可能性がある」ことを常に前提として問題に対処するという、この二律のバランスを保つことが肝要なのです。

 

 


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