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開成教育グループ


2010 年 3 月 16 日 のアーカイブ

英文法の「正しい勉強法」について

2010 年 3 月 16 日 火曜日

 こんにちは。今回は、皆さんがいよいよ新学年を迎えるにあたりまして、英文法の勉強の仕方について、改めて述べてみたいと思います。特に目新しい内容ではないかもしれませんが、英文法の基本的な「本来の勉強法」をもう一度確認していただき、参考になる部分があれば、ぜひ実践していただきたいと思います。それが、皆さんの更なる成績アップにつながれば、これほど嬉しいことはありません。

はじめに
 英語の理解は文法の理解から始まります。そして文法の知識は大学入試に100%直結します。入試の文法問題はもちろん、長文読解問題においても、ベースとなるのはやはり文法力なのです。毎回の定期テストに向けて、各文法単元をその都度いかにマスターしたか、その結果は定期テストのみならず、その先の大学受験をも大きく左右します。つまり、グラマーの定期テスト対策は、大学入試対策そのものでもあるのです。

① 文法問題はどのように作成されるか
 各文法単元には、10~20の文法事項が含まれています。たとえば「不定詞」ならば、「不定詞の意味上の主語は、前置詞forで表す。」「to have+過去分詞は、主節動詞との時制のズレを表す。」などです。各単元に含まれるこうした文法事項の1つ(ないしは2つ同時に)が、1つの文法問題に加工されるのです。つまり、その単元に含まれる文法事項をすべてマスターしていれば、基本的には解けない問題は1つもなく、また、解けない問題があるならば、それは、その問題を加工する元になった文法事項が理解できていないか、あるいは理解していても、頭の中にinputできていないかのいずれかということになります。

② 文法問題を解く前に行うべきこと
 文法の勉強は、いきなり問題を解くのではなく、まずその単元に含まれる文法事項を1つ1つ理解していくことから始めます。そして次に、理解した文法事項を必ず暗記していきます。文法事項は、理解しているだけでは問題解答には繋がらず、完全に暗記して初めて正答を得ることができるのです。理解する力と得点する力は別物です。問題を解くという作業は、頭の中の知識を外へ出す作業(output)であり、そのためには、文法事項がすべて頭の中にストックされていなければならず、つまり文法事項を暗記しておくこと(input)が前提となるのです。内容を理解するだけで、それが知識としてinputされていなければ、outputもできません。
 参考書を手元に置いて、解説を読みながら問題を解けば正解は得られますね。もちろん、実際のテストではそうしたことはできません。しかし、それと同じような状況を作り出すことはできます。つまり、文法事項を完全にinputしてしまえば、それが「頭の中の参考書」となり、頭の中のページをめくりながら問題を解いていく、というイメージです。

③ 文法知識の確認作業として
 問題を解く前にもう1度、文法事項がすべて暗記できているかを確認する作業を行います。
たとえば、白い紙を用意して、その文法単元に含まれる文法事項を1つずつ箇条書きしていきます。書けるということは、その知識を頭からoutputできるということであり、書けないものがあれば、すなわちoutputできないことがわかります。こうして書けなかったものを再度暗記し直し、すべての文法事項を書き出すことができるまで、この作業を繰り返します。
 
④ 問題演習で最終チェック
 いよいよ問題演習を行います。その際、一つ一つの問題について、その問題がどの文法事項に基づいているのかを確認しながら解いていきます。また、間違えた問題があれば、その問題の背景にある文法事項をチェックし、必ず再理解・再暗記を行ってください。

 大学入試で問われる文法事項は数が限られており、決して増えることはありません。文法の勉強は無限に広がるものではなく、すべての文法事項を押さえてしまえば、どんな入試問題でも解けるようになるはずです。とはいえ、すべての文法単元のすべての文法事項を集めると、かなりの分量になるのも事実であり、そのすべての知識が要求されるのが大学入試です。
そうした数ある文法単元をいくつかに分けて範囲を設定してくれるのが定期テストですね。今のうちから大学入試を少しでも意識するならば、これを利用しない手はありません。すべての文法単元・文法事項を一気にマスターするのは、大変な作業です。しかし、定期テストの範囲にしたがって、そのつど各単元を少しずつ押さえていけば、後々の負担はかなり軽くなるはずです。つまり、定期テストに対する文法の勉強の仕方によっては、それが最も確実な受験の準備にもなるわけです。その場しのぎの「答えの丸暗記」などということはせずに、長い目で見て「意味のある」勉強をしてもらいたいと思います。
次の定期テストに向けて、新たな気持ちでがんばってください。