激怒の理由
2011 年 7 月 4 日 月曜日今日もまた、受験生が相談に来ました。
相当精神的に追い詰められている様子です。
私は授業中だったので明日1時間ほど面談をする約束をしました。
毎年、この時期に受験生はしんどい時期を迎えます。
外部模試を何回か受け、現実を直視させられるのです。
そのつらい気持ちは、十分わかります。
私は1年浪人しています。
浪人中、代々木ゼミナールの寮に入りました。
寮に入ったからすぐに成績が鰻登りに上がったか?
そんなことはありませんでした。
特にこの梅雨の時期は全く…。
そんな中、私は寮長に相談に行きました。
寮長はいつもやさしくて温厚な人でした。
ところが、この日の寮長は違いました。
普段どおり私の相談を優しくきいてくれていたのですが、
私が「もう成績上がらないです。」と言った瞬間、
おい、大道!
おめぇは心のどこかに「もう無理」って思ってるんじゃないのか?
たしかに人間誰しも「限界」は感じるときはある。
でもな、心で無理と思ってても、それを口に絶対に出すな!!
強がりでもいいから、まだ頑張れる!まだ諦めてない!オレはできる!って言うんじゃ!
そしたら、周りも力貸してくれるし、自分もその気になってくる!
後に引けない、悩んでる時間すら惜しい、そう思えてくるんじゃ!!
おまえは今は我武者羅にやるしかないんじゃ!
おまえはなぁ!自分に制限をかけとるんじゃ!
マイナスの言葉はなぁ、この時期絶対口にしたらだめじゃ!!
今は前に進むしかねぇ!!
限界など無い!!! 停滞期があるだけじゃ!!
そこに留まっていてはいけない!! 今は何が何でも前にすすむんじゃ!!
昨日は何をやった?
紙に書いてみろ!
そんな勉強で第一志望に受かると思っとるんかっっ!!!!
私は今、なぜ寮長が声を震わせ私を叱ってくれたのかよく理解できます。
誰にでも結果が出ない時期はあります。
しかし、その期間は普段のリズムを崩さず冷静に勉強するべきなのです。
そして、「勉強に限界はない⇒停滞期を乗り越えろ」ということ。
受験生のみなさん、結果が出ないからといって焦る必要はありません。
今は現状に一喜一憂することなく冷静に勉強計画をこなしていくべきなのです。
大道@西田辺