大学受験は偏差値だけじゃない! ~入試制度の「数字」の見方~
2011 年 11 月 14 日 月曜日 みなさんこんにちは。今回は「大学入試制度における数字の見方」について述べたいと思います。
まず、大学入試センター試験の配点を見てみましょう。
上記の図は一般的な文理別の受験における配点です。しかし実際には、この配点をそのまま採用するのではなく、各大学が独自に設定する配点によって合否判定を行います。
以下の表は,2011年度の東京工業大と大阪大のセンター試験・2次試験の配点です。
上記2大学の各学部は、一般的な模試の偏差値でほぼ同じラインに位置する大学・学部です。しかし、黄色の部分の赤文字の配点を見比べてください。
東工大(機械工)のほうは他科目と比較した際に、国語の配点が少ないのに対し、阪大(工)の場合には、他科目より圧倒的に国・社を重視した配点を採用しています。
このことが意味するのは、国・社がどうしても苦手で、センターの点数が思わしくない生徒は、阪大を受験するよりも、東工大を受験するほうが配点を有利に使うことができ、合格可能性がアップするということです。
こうした配点の仕組みを十分に理解して、自分の学力特性をMaxに発揮できる入試制度、受験校選びをしていきましょう!